こんにちは、消防設備士の岩崎です。
学生の皆さんは、夏休みも終わりが見えてきましたね。
宿題は、もう終わったでしょうか?
社会人になると、「宿題」というものはなくなります。
その代わりに、
自分自身の居場所をかけて、こなしていくべき「タスク」があります。
タスクとは、
仕事や作業の中で「やるべき具体的な一つの単位」のこと。
今日も、そんなタスクの一つである「設置届の提出」をしてきました。
原状回復工事が一つ完了
現在、常駐している現場とは別に、赤坂で「原状回復工事」を同時進行していました。
昨日、サブコンさんによる検査が終わったため、
本日は消防署へ「設置届」を提出します。
消防設備の設置工事では、
「工事が完了した日から4日以内」に設置届を提出することになっています。
ここで一つ、現場ならではの難しさがあります。
「工事が完了した」とは、いったい何をもって完了とするのか。
最近の物件では、施主検査が終わったあとにも、
C工事との調整や微調整、移設工事などが発生することがあります。
そのため、すべての調整が落ち着いたタイミングを見極めて、設置届を提出しています。
消防官による完成検査が行われる場合には、
設置届を提出したうえで検査を受けることになります。
一方、テナント工事などでは、消防検査が省略されるケースもあります。
本日の業務
今日の私の業務は、こんな流れです。
・昨日の検査に伴う図面修正
・設置届書類の印刷、整理
・書類の見直し、最終確認
・消防署への設置届提出
常駐現場から消防署までは、約3.2km。
電車で行くのか、タクシーを使うのか。
こういうところでも、現場を預かる立場として「費用対効果」を考えます。
単純に「安いから電車」「楽だからタクシー」という話ではありません。
自分の時間や、その後の仕事まで含めて考える。
材料を選ぶときも同じです。
価格だけを見るのではなく、
「その材料を使うことで、施工性はどう変わるのか」
「耐久性や品質はどうなのか」
「結果として、仕事全体にどんなメリットがあるのか」
そんなことを考えながら判断しています。

消防署での設置届提出
消防署に到着すると、受付で、
「予防課に設置届の提出に伺いました。」
と伝え、記名します。
しばらくすると、担当の消防官が来ます。
そこで確認されるのが、
「着工届からの変更はありますか?」
ということ。
今回も変更があります。
「はい。○○と○○の部分です」
と説明します。
ここで大切なのは、着工届はあくまでも「計画」であるということです。
実際の施工現場では、計画どおりにいかないことがあります。
今回のようなテナントの原状回復工事でも、
新築当時の資料をもとに工事計画を立てていますが、
実際に天井や仕上げを確認してみると、
既存配管のルートが図面とは違っていることもあります。
だからこそ、現場を実際に確認することが重要です。
自分の目で確認した確実な情報をもとに図面を修正し、
実際の施工内容に合わせて設置届の図面を作成します。
そういった事情も消防官には包み隠さず説明します。
これも、消防設備士としての仕事の一つです。
「正・副・控」の3部 製本
設置届は、「正・副・控」の3部を作成します。
「正」は消防署へ提出。
「副」はお施主様へ。
「控」はサブコンさんへ提出、もしくは自社で保管します。
現在はデータでも管理しているので、控えについてはサブコンさんへ提出して終わることも多くなりました。
今回も無事に受領していただきました。
これで、また一つ仕事が完了です。
消防署を出て、事務所へ戻ります。
そして、また次の仕事へ。
一つ一つの「完了」が実績になる
設置届の提出。
施主検査。
消防検査。
図面の修正。
現場での調整。
こうした仕事を、一つ一つ完了させていく。
それは単なる「作業の終了」ではありません。
一つの仕事を、自分の責任で最後までやり切ったという「実績」になります。
そして、現場を終えたときに残るのは、書類だけではありません。
自分が考え、
自分が現場を確認し、
自分が判断し、
自分が施工に関わった。
その結果として完成した建物が、そこに残ります。
ほかの誰かではなく、
「自分の名前」が、映画のエンドロールのように一つの作品の中に残っていく。
私は、そこにこの仕事の面白さと、やりがいの一つがあると思っています。
今日も一つ、エンドロールに名前を刻んできました。
さて、事務所に戻って、次のタスクです。



