通勤途中。


ブログのネタを探しながら普段は通らない道歩いていると、

気になる施工を見つけました。

私の担当した現場ではないので、人様の仕事にあれこれ言うつもりはありません。



ただ、その施工を見て改めて思いました。



「だから私はあらゆる情報を頭の中にたたき込むんだ。」

そんなことを考えさせられる一場面でした。

自立するスタンド型送水口

今回目に留まったのは、「スタンド型送水口」です。

消防設備に携わっていない人なら、気にも留めない設備かもしれません。

送水口とは、火災が発生した際に消防車から建物内の消火設備へ送水するための設備です。

連結送水管やスプリンクラー設備などに水を送り込み、消防隊の消火活動を支える重要な役割を担っています。

消防車が接近しやすい場所に設置されるため、消防隊の活動エリアでもあります。

写真の送水口には黄色いテープが貼られていたので、連結送水管 (1.6MPa仕様)の送水口でしょう。

また、送水口の近くには、ホースを接続する際の圧抜きで排水を行うためのバルブユニットなども設置されています。

送水口を見るだけでも、

● 消防車が寄り付きやすく ホースを取り回しやすい配置になっているか
● 放水口の高さ(500mm~1,000mm)は適切か
● インターホンや表示灯、消火ポンプ遠隔起動ボタンとの位置関係はどうか

など、さまざまな知識を学ぶことができます。

私が気になったのは「詳細な施工」です。

今回気になったのは、設備そのものではありません。

仕上がりです。

ここは私自身も毎回、細心の注意を払うポイント。

外構工事が終わるまで、気になって仕方がありません。

なぜなら…

「恥をかきたくないから。」

送水口は真っすぐ立っていて当たり前

スタンド型送水口は、真っすぐ立っていることが大前提です。

実際の現場では、この状況で施工をするのですよ。

当たり前であることすら難しいんです。



そして、本当に差が出るのは、その足元。

地面との取り合いが美しく納まっているか。



ここに現場担当者の腕が表れます。

送水口は、埋設配管から立ち上げた配管に、ソケットやエルボなどの継手を介して接続されます。

つまり、

埋設配管をどの高さで立ち上げて継手を入れるか。



この数センチ、時には数ミリの調整が、完成後の見た目を大きく左右します。

「絶妙であれ!」

これが私の理想です。

ところが、これが本当に難しい。

理由は、外構工事には最後まで読みにくい部分があるからです。

もちろん、側溝やU字溝などは高さも位置も正確に施工されます。

しかし、植栽などは最終的な仕上げで微妙にレベルが変わるがあるからです。

だからこそ、

図面だけでなく、

現場の進み具合や外構業者との打ち合わせまで含めて完成形をイメージしなければなりません。

ここが現場監督としての腕の見せどころだと思っています。

誰も気にしない。でも私は気になる。

設計者も、他工事業者、お客様も、通行人も、このおさまりについて気にすることさえないでしょう。

消防設備としての「機能」にも影響はありません。

それでも私は気になります。

消防設備という仕事は、完成してしまえば普段はほとんど注目されない設備です。

だからこそ、人が気付かない部分までシックリ納める施工をしたい。

それは消防設備士としての、ちょっとした自己満足なのかもしれません。

でも、その自己満足の積み重ねが、

品質になり、信用になり、会社の評価につながると私は信じています。

図面は完成を予言(予現)するためにある

完成する未来を何度も頭の中でシミュレーションするためにあります。

消火設備というニッチな世界だからこそ、細部までこだわる。

誰にも気付かれない部分であっても、一切妥協しない。

「絶妙であれ。」

そんな施工を、一つひとつ積み重ねていきたいと思います。

【イチから「一生モノの美学」を身につけよう】

今回紹介した「こだわり」は、最初からできなくても当たり前です。

先輩たちも、現場で何度も「trial and error」を重ねて一人前になっていきました。

当社には、

細部まで妥協しない先輩と、

それをしっかり評価する社風があります。

技術だけでなく、一生モノの「プロとしての自負」をここで学びませんか?

学歴や経験は一切問いません。必要なのは「格好いい仕事がしたい」という気持ちだけです。

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