この「ベニアコウ」という魚。

実は、
「釣れる魚」ではなく、
「釣るべくして釣ることが可能になる魚」
だと私は思っています。
水深1,000m。

ポイントを知っている船宿の船長も数名。
道具も高額。
そして、1日の投入回数は4投。
つまり、チャンスは4回です。
個体数も少なく、ここまで大きく成長するには60年ほどかかるともいわれています。
簡単に出会える魚ではありません。
だからこそ、面白い。
☆
私の会社では、若い人を募集しています。
現在、私の会社では、
配管工と施工管理者
この2つの軸で人材を募集しています。
私自身の経験から、若いうちからこの仕事に向き合い、技術を身につけてほしいという思いがあります。
そして、これは少し厳しい言い方になるかもしれませんが、
仕事において「一流」を目指すのであれば、
早い段階で自分の進む道を決めることは、
とても大切だと思っています。
35歳という年齢を一つの区切りとして考えているのも、そのためです。
もちろん、人それぞれ事情があります。
何歳からでも挑戦できます。
ただ、
「いつか何とかなる」
「もう少し考えてから」
そうやって時間だけが過ぎていくこともあります。
だからこそ、どこかのタイミングで、
「自分は何で飯を食っていくのか」
を決める。
そして、腹をくくる。
私は、それが大事だと思っています。

人間まで「中古車サイト」のように検索される時代
今はネットワーク社会です。
求人サイトを開けば、
勤務地、給料、休日、資格、経験、福利厚生……
さまざまな条件を入力して、自分に合った会社を検索できます。
まるで中古車サイトのようです。
「年式」
「走行距離」
「グレード」
「装備」
条件を入力すれば、ある程度の相場まで見えてきます。
人間の仕事探しも、同じですね。
条件を入力して、
「自分に合う会社」
を探す。
もちろん、それは便利なことです。
でも、
人間の価値まで検索条件だけで判断してしまって、本当にいいのだろうか?
私は、そんなことを考えることがあります。
私の会社も、もしかするとネット上では埋もれてしまっている会社なのかもしれません。
検索条件だけなら、もっと目立つ会社はいくらでもあるでしょう。
でも、
実際に一人の人間をよく見てみれば、
まだ本人も気づいていない可能性を持っている。
そんな人は、たくさんいると思っています。
長期連休前だからこそ、考えてみてほしい
長期連休を前に、今日このブログを書いています。
今回、この文章を届けたいのは、
今の仕事や人生に、何かしらの「マイナス」を感じている人です。
仕事への不安。
将来性。
給料。
人間関係。
仕事のやりがい。
「このままでいいのかな?」
そんな気持ちを、少しでも抱えている人。
もし今の仕事に対して、何となくモヤモヤしているのであれば、
この長期連休を、
自分のこれからを考える時間
にしてみてもいいのではないでしょうか。
私も17年前は、そうでした。
17年前の自分を思い返します。
私は大学を卒業して、いくつかの職種を経験しました。
仕事への向き合い方そのものは、今とそれほど変わっていません。
「お金を稼ぐ」
その先に、自分が欲しいものがあった。
だから、がむしゃらでした。
職種が変わっても、
仕事に真剣に向き合った先に「お金」がある。
だからこそ、真剣に向き合う。
そんな考え方でした。
そして不思議なもので、
真剣にやっていると、
「こうしたい」
「もっとこうなりたい」
というものが、少しずつ見えてきます。
それが最初から「やりがい」という名前で存在しているわけではありません。
仕事を真剣にやっていく中で、
やりがいというものは、自然に生まれてくる。
私はそう思っています。
あとは、
それを好きになれるかどうか。
継続できるかっていうのは、そこなのではないでしょうか。
ベニアコウを知ったのも、最初からではありません。
釣りを始めた頃、
私はベニアコウという魚の存在すら知りませんでした。
釣りを続ける。
いろいろな魚を知る。
いろいろな釣り方を知る。
すると、
「こんな魚もいるんだ」
と知るようになる。
そして興味を持つ。
もっと知りたくなる。
調べる。
道具が必要になる。
技術が必要になる。
生態を知る必要が出てくる。
そうすると、今度はその魚のことばかり考えるようになる。
私は、仕事も似ていると思っています。
自分がどうしたいのか。
これは、ものすごく大事です。
私の場合は、とても単純でした。
知る。
↓
興味を持つ。
↓
もっと知りたくなる。
↓
必要な技術を身につける。
↓
さらに深く追求する。
この繰り返しです。
知れば知るほど、困難さも分かってきます。
そして、自分に足りない技術も見えてくる。
でも、技術なら、
努力すれば身につけることができます。
だから面白い。
目的に向かって夢中になれること。
私は、それはとても幸せなことだと思っています。

ベニアコウは「餌を落とせば釣れる魚」ではない
ベニアコウは、
餌をつけて海に落とせば簡単に釣れる魚ではありません。
釣るためには、
場所を知る。
道具を整える。
仕掛けを整える。
技術を磨く。
そして、何度も挑戦する。
それでも、必ず釣れるわけではない。
釣る側の人間と、
釣られるベニアコウ。
その両者が、
奇跡のような巡り合わせで出会ったとき、
初めてハリに掛かる。
だから、魅了されるのだと思います。
釣りは、遊びなのかもしれません。
でも私は、
こうした「簡単には手に入らないもの」に向かって、
自分の道具や技術を整え、
準備を重ね、
その瞬間を待つ。
→
呼び寄せる!!
そんな生き方そのものが、好きなのだと思います。

仕事も、同じじゃないでしょうか。
何となく会社を選ぶ。
何となく仕事をする。
給料をもらう。
それだけでも、もちろん生活はできます。
でも、
「自分は何を目指したいのか」
が決まったとき、
仕事の見え方は変わります。
必要な技術が見えてくる。
勉強する理由が生まれる。
経験を積む意味が分かる。
失敗も、ただの失敗ではなくなる。
そして、
少しずつ自分自身の価値が上がっていく。
私は、そんな仕事の仕方が好きです。

だから、仕事に迷っている人へ。
このお盆休み。
お墓参りをして、
ちゃんとご先祖様に手を合わせてみてください。
自分がどこから来たのか。
何を受け継いできたのか。
そして、
自分はこれから、どこへ行きたいのか。
そんなことを、少し考えてみるのもいいと思います。
仕事を変える必要があるとは言いません。
今の会社を辞めろとも言いません。
ただ、
「このままでいいのか?」
と思っているのであれば、
一度立ち止まって、自分自身と向き合ってみてください。
人生は、思っているより短いです。
私は、もう自分が大切に守るべきものは見つけてしまいました。
だから、
それを大切にできるように、
仕事も、
遊びも、
真剣に向き合っていきたいと思っています。
ベニアコウを釣るために、
道具を整え、
技術を磨き、
その瞬間を待つように。
自分の人生も、
「自分が本当に欲しいもの」に向かって、準備をしていきたい。
そんなふうに思っています。
そして、
もしあなたが、
「自分も、何か一つの道を極めてみたい」
「手に職をつけたい」
「仕事を通じて、自分自身の価値を高めたい」
そう思っているのであれば、
一度、私たちの会社を覗いてみてください。
貴方が仕事を大切にするように、
あなたのことを大切にしてくれる会社を選んでください。
甘い言葉だけで、
あなたの人生を搾取する会社ではなく。
一緒に技術を身につけ、
一緒に成長し、
一人の人間として、
長く付き合っていける会社を。
そんな会社との出会いが、
あなたにとっての「ベニアコウ」になるかもしれません。
それでは、
よい休日をお楽しみください。


