「紅の豚」の1シーンが好きです。
『紅の豚』で、
徹夜で組み上げた飛行艇のエンジンが初めて火を噴くシーンがあります。
あの緊迫感と高揚感は、まさに私たちの現場にも共通しています。
消火ポンプの場合、配管未接続の状態で仮設で起動させるのは
ポンプメーカーさんであれば成しえますが
私たちの仕事では、工事終盤です。
物事を成す要素として、
「人・物・時間」そして 「情熱」だと私は思っています。
人は、私であり、配管工や、ポンプ据付の重量鳶さん
「重量鳶(じゅうりょうとび:重い機械を据え付ける専門職)」
モノは、消火ポンプ 結構納期がかかります。
時間は、タイミングですかね。工事工程とか。
そして、
情熱は、強い意志ではないでしょうか。
消火ポンプって、据え付けるだけではもちろん動きません。
消火ポンプに関する、配管、電気、水といった他設備も含め
総合的に必要なものを構築していく必要があります。
新築現場の場合、工期も後半に差し掛かるころにやっとポンプを運転できる状態が整います。
消火ポンプを早期に動かすことができると、かなり作業効率はUPします。
わかっていても、実際には建物完成までのカウントダウンを始めることになってしまうことが多いですね。
本設の消火ポンプを生かせることの最大のメリットは、
消火配管の水張を容易に行えるようになるからです。
そして、放水圧などの試験データが取れるようになります。
私が、部下が担当している新築現場の施工状況を把握するポイントでもあるので
要チェックポイントとなります。
消火ポンプを動かすためには、
電気屋さんに「送電」してもらう。
衛生屋さんに「送水」してもらう必要があります。
建築にも、水槽の防水処理まで終わらせてもらうなど、
消火ポンプを運転するために県連箇所の工事の調整を
他業者と相談し進める必要があります。
そして、ポンプメーカーに声をかけ、
「芯だし」をおこなって、
「芯だし(しんだし:モーターとポンプの軸をミリ単位で真っ直ぐに合わせる繊細な作業)」
いざ「起動」です!!
私がこの瞬間に鳥肌が立つほど感動するのには、理由があります。
- 何ヶ月もかけて他業者と綿密な調整を重ねてきた成果であること
- バラバラだった配管・電気・水がひとつに繋がり、動き出すからです。
- 建物の防災設備の1つである水系消火設備が、ついに鼓動を始める瞬間だからです。
建物全体には、順を追ってバルブ制御にて水をいきわたらせていきますが、
ポンプ盤の「起動ボタン」を押す瞬間は、いつも緊張しますね。


