黒柳徹子さんの言葉を思い出しました。


「人生は不思議なもの。困難だった経験が、後になって宝物になる。」

そして、もう1つ.

建設業界には、昔から言われ続けている言葉があります。

「終わらない現場はない。」

施工管理・現場担当者という仕事は、決して楽ではありません。

工程の遅れ、設計変更、職人との調整、予期せぬトラブル…。

現場が佳境を迎えるほど、担当者に掛かる責任は大きくなります。

途中で心が折れて現場を離れる人もいます。

逃げ出したくなる気持ちになることもあるでしょう。

それでも現場は止まりません。

担当者がいなくなり、会社から別の誰かがきて現場を納めます。

そんな現実を目の当たりにしてきて思ったことは、

自分が携わった現場は、最後までやり抜く。

まずは、その覚悟を持つことが大切なのだと。



「困難」と一言で言っても、その形はさまざまです。

そんな時こそ、一つひとつ目の前の課題を片付けていく。

基本に立ち返り、セオリー通りに進める。

『知・覚・動・考』

止まることなく、動こう!

当たり前のようですが、この積み重ねが現場では一番強い武器になります。



新築工事は、どんな大型プロジェクトでも流れは一緒です。

まるで季節が巡るように、冬の後には、春、夏、秋へと移り変わっていく。

躯体工事ではスリーブ・インサート工事。

外壁が取り付けば、配管工事。

基礎が、出来上がれば機器据付。

内装工事が進めば、耐圧試験。

床仕上げが来る前に、天井工事完了

そして消防完成検査。

節目ごとに、その時期だからこそやるべき仕事があります。

「冬」には 夏の遊びはできません。

建設現場も同じです。

その工程でしかできない仕事を確実に進めることが、最終的な完成につながります。



そして、一人前になるためには、

**仕事を「盗む力」**も必要です。

今は教えてもらえる時代になりました。

それはとても良いことです。

でも、主体性をもって、見ること、考えて吸収する姿勢は、今も昔も変わりません。

船釣りをしていると、いつも思います。

船長は、「君たちにチャンスは、あげる」

釣り方も教えてはくれる。

それでも、たくさん釣っている人は、

人にわざわざ教えたりはしない。

心の底からたくさん釣りたいなら、釣れている人をよく観察するようになるでしょ。

竿の動かし方。

仕掛け。

誘い方。

細かな所作まで見て、自分のものにしていく。

現場もまったく同じです。

先輩や上司と一緒に仕事ができる時間には限りがあります。

その間に、技術も考え方も盗めるだけ盗んでください。



忙しい毎日に追われていると、ただ一日を消化しているような感覚になることがあります。

目の前の仕事をこなすだけで精一杯の日もあるでしょう。

それでも腐ることなく、実直に努力を積み重ねた人だけが見える景色があります。



私たち消火設備士にとって、消火ポンプ室やアラーム弁室は特別な空間です。

配管の取り回し。

架台の取り方。

支持方法。

バルブの納まりや高さ。

その一つひとつに、施工者の考え方と技術が表れます。

私は、そこに**「自分という存在」が刻まれる**と思っています。

だからこそ、

「役物」と呼ばれるような難しい施工を任される担当者には、大きな価値があります。

人生の中で施工できる消火ポンプ室の数は有限です。

その経験を積むことなく、この仕事を終える人もいます。

だからこそ、一つひとつの現場を大切にしてほしい。



つらい時もある。

忙しい時もある。

理不尽なことを言われ、投げ出したくなる日もあるでしょう。

それでも、自分が携わった物件だけは最後までやり切る。

その経験は、必ず自分の財産になります。

そして、その積み重ねこそが、

「役物」を任される現場担当者へと成長させてくれるのだと思います。

もちろん、環境を変えることは悪いことではありません。

転職することも、違う道を選ぶこともあるでしょう。

ただ、

一つの物件を最後まで納めた経験だけは、どこへ行っても自分を支えてくれるはずです。

困難だった経験は、いつか必ず宝物になる。

私は、そう信じています。

弊社では、ただ目の前の仕事をこなすだけでなく、

こうした「一生モノの財産」になるような難易度の高い現場、

誇れる現場を若手にもどんどん経験させ、全員でバックアップしていく風土があります。

「今の環境では、決められた単純な作業ばかりで技術が身につかない」

「もっと職人として誇れる仕事がしたい」という方、

ぜひ一度私たちのチームで一緒に『役物』を極めてみませんか?

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA