消火ポンプに付属する「呼水槽」に、焦点を当ててみます。
「呼水槽」ですが、必ずしも必要というものではありません。
では、どのような条件を満たすときは不要とできるのか?
皆さんわかりますか?
私が提案する「目的」は何かを常に意識せよ!!を念頭においてください。
呼水槽の目的は、
消火ポンプの「羽根車」部分の充水です。
ポンプに充水できる状況であれば、呼水槽は無くすことができます。
→ それはどのような時か?
消火水槽や、中間水槽を確認してみてください。
消火ポンプの下部をピットとし消火水槽とする場合が多いのですが、
建物によっては、
消火ポンプ室の隣の空間を防水して消火水槽とすることもあります。
また、建物の中間階では、
ブースターポンプの横に、パネル式の中間水槽を配置します。
このように、水槽の水面がポンプより上にくる場合は、
呼水槽の代わりとできるので無くすことができます。
次に、呼水槽周りの配管について説明していきます。
呼水槽は、消火ポンプの機能を満たすためには大変重要なパーツです。
・呼水槽への自動給水 上水管をボールタップ制御します。
・呼水槽のオーバーフロー管(排水)
・呼水槽の排水管
・消火ポンプへの給水管
・水温上昇管の戻し配管
などが、呼水槽周りに存在する配管になります。
水温上昇逃がし管(締切運転時の水温上昇を防ぐための配管)に関しては、
消火ポンプ特有の配管であり、
排水なので、呼水槽に戻す場合や、消火水槽に戻す場合もあるので
配管の行き先は消火ポンプの施工図で検討する時の注意ポイントです。
「消火ポンプユニット」として、消防認定を取る場合は、
呼水槽の戻されていることが多いです。
呼水槽には、消防法上の義務は減水のみではあるが、
満水表示を出せるようにしています。
減水は、有効水量の1/2になったときに発報します。
(※これは消防法上の義務設置です)。
満水は、オーバーフローレベルの少し下ですね。


スプリンクラー設備の改修工事では消火ポンプを起動し水張を行います。
ポンプ起動に伴い水温上昇逃がし管から水が水槽に戻されますが、
この時に「満水警報」が出ます。
しっかり排水を行うことがものすごく重要。



電極棒の接点なので、
水面が少し下回ることで通電しなくなり信号は消えるのですが、
排水をしっかり行い、水位を下げておかないと
建物の揺れなどですぐに満水警報が出てしまうことが良くあるので
排水をしっかり行い、盤の移報表示が消えていることを確認すること!



