おはようございます。

今日は、別の改修工事の現場へ、午前中に水張りを行いに行きます。

設置届に必要となる「試験結果報告書」に記載するデータ取りです。

といっても、やることはシンプルです。

スプリンクラー消火ポンプによる送水を行い、
当該フロアの末端試験弁で放水圧を確認します。



末端試験弁とは、

アラーム弁から最も遠い場所。

つまり、配管による圧力損失が一番大きくなる場所で、

「必要な放水圧が確保されているか」

を確認するための設備です。



実際にスプリンクラーヘッドから放水するわけにはいかないため、

最遠部のスプリンクラーヘッドから配管を延長し、末端試験弁室まで配管を引き込みます。

この時、距離が少なければ、25Aのまま。

配管の展開がおおく、管路損失の影響がでそうであれば40Aにふくらませます。

そして、排水可能なパイプシャフトなどへ接続します。



末端試験弁まわりで注意するポイントがあります。

それは、

「末端試験弁」であることを明確に表示すること。

また、末端試験弁が設置されているパイプシャフトの扉等にも、

「末端試験弁」

という表示が必要です。

今回は末端試験弁の更新工事も行ったため、

表示札の取り付けも行います。





今回、放水圧確認用としていただいていた建物データを確認しました。

配管ルートの変更はありません。

そのため、基本的には以前と同じ圧力になると考えています。

13階

放水圧力 0.54MPa

この数値から、流量がどれくらいになるのか。

ふと思い、AIに計算を依頼してみました。



すると……

「あれ?」

計算式も出している。

数字も入っている。

一見すると、もっともらしい答えです。



しかし、何か違和感がありました。



ここで大切なのは、基準となる考え方です。


末端試験弁の放水圧力は、

0.1MPa以上、1.0MPa以下

であること。

そして、必要な流量は、

80L/min以上

です。

つまり、

K80のスプリンクラーヘッドは、0.1MPaの時に80L/minの流量になる

という基本を理解していることが重要です。

AIは非常に便利です。

しかし、出てきた答えをそのまま信じるのではなく、

「これは本当に正しいのか?」

と、自分の経験や知識で確認すること。

これは、テニスのラリーと同じです。

相手が返してきたボールを、ただ打ち返すだけでは勝負になりません。

ボールの軌道を見る。

相手の意図を読む。

そして、自分の判断で次の一球を返す。

AIも同じです。

技術者が知識と経験を持って使うことで、

初めて強力なパートナーになります。

今日も、AIとラリーをしながら、

自分自身の技術力も磨いていきたいと思います。

今回のほしかった答えは、

放水圧力 0.54MPaの時、

放水量は、186L/minでした。

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