もう7年近く経とうとしているんですね。
再建にあたって、
消防設備はどのように見直されたのでしょうか。

現地で見かけたのが、
こちらの「連結送水管送水口」です。


スタンド型双口が2基。
送水口の向きに、施工担当者のこだわりを感じました。
隣にあるスペースは、おそらくバルブユニットの格納場所でしょう。
こうした設備を見ると、
消防設備士として細かい部分につい目がいってしまいます。
送水口の隣にある排水用のスペース。
なぜ排水が必要なのでしょうか?
火災時には、消防ポンプ車から送水口へホースを接続します。
しかし、送水口側に圧力が残っていると、ホースをうまく接続できません。
そこで、
送水口と逆止弁の間に排水弁を設け、内部圧力を逃がせるようにしています。
現場では当然の仕様ですが、
実際に形になった設備を見ると、
その意味を改めて実感します。
さらに、送水口の高さにも苦労が感じられました。
放水口は、
床面から500〜1000mmの範囲に設置する必要があります。
これは、
消防隊員が腰を落としてしっかり力をかけ、
ホースを連結できるようにするためです。
接続口には「差し込み式」と「ねじ込み式」があります。
今回の送水口は、設置されてまだ間もないのでしょう。
金属がまだ新品のように光っていました。
一般の方から見れば、ただの設備かもしれません。
ですが、消防設備に携わる者にとっては違います。
「首里城」という特別な建築物の設置届に、
消防設備士(甲種1類)として自分の名前を記載できる。
それは、とても誇らしい仕事だと思います。
映画のエンドロールに、自分の名前が流れるようなものですね。


