こんにちは。

本日の業務は、週末に行った消火ポンプの漏水配管対応工事の書類作成です。

工事の大小にかかわらず、

仕事の1日1日や、1つのプロジェクトをきっちり完了させることは、

とても大切です。

この積み重ねでしか、

私たちの業務は継続していけません。



施工管理の構成要素である、

「品質」「原価」「工程」「安全」

これらを網羅する。

材料発注から手配、工事計画、作業手順、安全対策を意識して、

その工事にアプローチしていく姿勢。

現場監督は、現場のすべてを把握する。

そういう絶対的なリーダーでありたいと思っています。

もし、ここに若者がいれば、

1つ1つ伝授していけるので、

求職している若者を求めています。

今回の消火ポンプは、1987年に組み立てられています。

39年前ですね。

今回工事した箇所は、当時のオリジナル(状態)です。

私自身、古いバイクに乗っていたことで、

「当時物の純正オリジナルかどうか」

という思考を持つようになりました。



時代をつないでいくなかで、

バイクのパーツも交換して維持していくんですけど、

オリジナル状態を継続することと、

乗り続けることの葛藤が生まれて、

バイクは、降りてしまいました。

1948年 パンヘッドエンジン



私は、10年ほど所有していました。

今は、違う方が引き継いで乗っているのだと思います。

今回の工事は、

「バルブ交換1個」

の工事でしたが、

ものすごくノウハウが凝縮されています。

1つ1つ説明していこうと思います。

まずは、事前調査の時に懸念していたことを、確実にクリアしていきます。

今回、一番気にしていたことは、

バルブをJIS規格品にするので、位置の変更が必要だったことです。



既存の位置だと、呼水槽のオーバー配管が近くて、ねじ込めません。


ゲートバルブをねじ込み、回転できる空間の確保OK


そして、もう1つ。

エルボが直線状で向かい合う配管を納める難しさです。

新築工事などで、どうしても向かい合って接続する箇所が出る場合は、

直線ではなく、1回「振り」を入れてクッションを作ります。

今回のような場合は、もう1組フランジを増やすことで解決することもできますが、

「コストUP」します。

床から立ち上がっている配管も長さがあるので、

ある程度は融通が効くことを想定していました。

余談になりますが、

現代の施工だと、ポンプ周りの配管はフレキシブル継手を各所に入れているので、

そこで調整はできます。

しかし、

40年ほど昔の施工ですから、フレキは入っていません。

ネジ接続であることのメリットとデメリットをうまく調整して、

納めました。



また、

40年も経っているので、継手と配管はしっかり固着しています。

直火は、ご法度ですね。



配管のバラシは時代に合わせて、「ヒートガン」を使用します。



ドライヤーに似た機構で、ガストーチのような直火による「炙り」ではないので

火災につながる危険性は、低減できます。

ただし、温度注意。

ヒートガンであっても 550度です。

紙が焦げる(変色・炭化が始まる)温度は、約180℃〜200℃。

約230℃〜250℃では、火がなくても自然に発火する可能性があります。

使用する際には、十分な注意が必要です。

今回の漏水の原因ですが、「経年」によるものです。

排水であるが故の腐食。



バルブよりポンプ側は、呼水槽によって充水されているため、



ほとんど腐食は見られませんでした。



一方、バルブより先の水槽側は、

通水したあとの残水や、ポンプ直下にある消火水槽の湿気などもあり、

濡れた状態で空気に触れていたため、

配管下部が腐食しています。



切削ねじということもあり、

肉厚が薄く、ネジ端部からのさびが拡大され、

配管の欠損が生じ、漏水に至りました。



こういった現象を実際に目の当たりにすることで、

「排水管の水たまりを抑制するには、どうすべきか」

など、思考はどんどん拡大していきます。

今回のような場合は、致し方ない範囲だと認識することも、

施工図を描くにあたっては必要な知識ではないでしょうか。

例えば、

バルブを立て配管に配置して、そこまでを充水をしておくことで、

腐食を軽減することは可能ですね。

ただし、現実的にはこのバルブまでが、

消火ポンプユニットとしての「認定品」で搬入されるため

床スリーブの制限等がなければ触りません。



「温故知新」

現代の施工は、

過去の不具合事例から対策がなされ、いろいろと最適化されています。

私が乗っていた「パンヘッド」エンジンは、

サイドバルブから、オーバーヘッドバルブのナックルヘッドになって、

そのあとの2代目のエンジンです。

次世代のショベルヘッドへと改良されていく中で、

「どこを、どう改良されていったのか」

ということを、実体験として感じ、学べたことが、

私の現職にも生かされています。

古いものを知る。

なぜ、そうなっているのかを考え改良する。

そして、次の世代へつないでいく。

これは、バイクでも、消火設備でも同じなのかもしれません。

「温故知新」

過去を知ることは、

これからの仕事を考えるための、大切な材料になると思っています。

日常に埋もれるな、

「鼓動」し続けろ!!

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