皆さんは、「1億円プレーヤー」と聞いて、どんなことを連想しますか?
私の中ですぐに浮かぶのは、プロ野球選手です。
1986年、中日ドラゴンズに移籍した際、
当時の日本人初の1億円プレーヤーとして知られるようになった落合博満選手。
職種や時代、立場によっても、その意味合いは違いますが、
消火設備の現場代理人として、
工事金額が「年間1億円を超えるかどうか」というのは、
一人前かどうかを判断する一つの評価にも関連してきます。
この金額が大きいのか、小さいのか。
私が初めて1億円を超えたのは、○○病院の新築工事のときでした。
誰かの下について補佐をする立場ではなく、
水系消火設備の工事請負代理人として、自分が担当した工事です。
ゼネコンやサブコンの所長とは、扱う金額の規模こそ大きく違いますが、
自分の采配で1億円を動かし、工事を完了させる。
この意味は、とても大きいですよ。
大前提として、
水系消火設備だけで1億円の工事費ということは、
ビル全体で見ると、その割合は10%にも満たないでしょう。
つまり、数十億円規模の建設費がかかる建物であることが前提としてありますよね。
現代は、物価高や職人不足もあって、
10%の利益を確保することすら難しい時代です。
仮に1億円の工事を請け負ったとしても、利益は1,000万円にも満たない。
しかも、請負契約を結ぶ以上、最後まで工事を完成させる責任があります。
想定外の事態が起きれば、利益を削ってでも工事を全うしなければならない。
現代は、ものすごく危うい時代だと感じています。
まず、新築工事を大小の規模にかかわらず、
最後までやり遂げられる人材が明らかに減ってきています。
労働時間の規制や、ハラスメントに関する問題など、
仕事を取り巻く環境も大きく変化しています。
一方で、
かつて発展途上国とされていたアジア諸国の目覚ましい経済発展。
インターネットやAIの普及によって、
世界水準の技術や情報にアクセスできる環境が一気に整ってきています。
ものすごい危機感を感じています。
だからといって、一気に状況が好転するわけでもありません。
結局のところ、コツコツと技術を継承していくしかないのが現実ですね。
社員一人の個人経営ではありませんから、
会社の基盤となる事務所や事務員、車両といった
固定費も捻出していかなければ、生き残っていけません。
11月3日、文化の日。
祝日といっても、やはり仕事をこなし、成果を上げていなければ不安を感じます。
1年は365日しかなく、
実働日数は300日弱。
つまり、年間1億円の工事を動かすには、
1日あたり34万円以上の工事金額である価値を、
自分の仕事として積み上げていかなければならない計算です。
社員一人ひとりが、そんな意識を持ってくれたら、
この会社で働く意味や、自分自身の仕事の価値を、
もっと高めることができると思うんですけどね。
弊社の最大の強みは、
「同族企業ではない」ということです!!

それぞれが自分の力で成果を生み出し、
その成果に応じた対価を受け取る。
私は、そういう会社でありたいと思っています。
結局のところ、
お給料というものは、
自分が生み出した成果に対する対価でしかないのですよ。
だからこそ、自分の仕事に価値を持たせる。
そして、その価値を正当に評価できる会社でありたいですね。

