図面を書くということは、「未来」をイメージすることと同義です。
図面検討を進めていると、気になるところが浮き出て見えてきます。
現場を歩いていて気づくこともあります。
第六感(だいろっかん、sixth sense)とは、
視・聴・触・嗅・味の五感を超えた、理屈では説明できない
「直感」や「勘」、「虫の知らせ」などを指す精神的な能力。
ピンとくる感覚や鋭い洞察力を指します。
経験を積むこと、細かい変化に気づくこと。
小さいことの繰り返しでしか、研ぎ澄まされません。
ここは、まさにその1つでした。
1フロア 300発ほどあるスプリンクラーヘッドの
たった3個の在来天井巻き出しエリア。
他は、システム天井なので融通は効きます。
定例会議の中でも、
「基準墨をきちんと出してほしい」
「部屋芯」なのか、「モニター芯」なのかは任せるが
出さないと「うまく進まない!!」
それでも、出すこともなく進行した結果が
「やはり、この有様」です。
机上では簡単ですよ。
通り芯、間仕切り芯があるのだからそこから各社
寸法を追えばよい。
そんなことは、100も承知の上の発言なのです。
結果がこれ。
まず、空調のアネモはスラブにアンカーをうち、
つり込みを行う。
なので、通り芯を基準として、施工をする。
照明類は、天井LGS(下地)の開口を行う必要があるので
器具がつく大まかな開口墨が出せればよいので
ある意味 地墨はアバウトで良い。
SPヘッドの最大のウィークポイントは、
天井ボードを貼る前に、天井LGSにヘッドを固定してしまわないと
ダメなことです。

つまり、仕上げ途中で、位置が固定されてします。
一方で、
照明は、仕上げボードが終わってから天井開口を行うので
目地がある場合は、目地にピッタリ合わせることが可能なのです。
空調のアネモは、1点吊りでぶら下げてあるので微調整は可能。
弁慶の泣き所ですね。
SPヘッドは、後出しじゃんけんであっても、
「ラインがそろっていない!!」で指摘されてしまうことが多いです。
今回は、
やはり怪しいので、
修正可能なぎりぎりのタイミングで手を打ちました。
天井内に潜って、巻上です。
これをするのが、現場担当者として「嫌い」なので
打ち合わせや、図面検討段階で回避策をとっているのですが
結局 今回の第6感は的中。
確信に変わりました。
現実はこれです。

空調も、照明もこの段階で各々ずれている。
つまり、この状況でSPがどちらかに合わせても、
また面倒に巻き込まれるだけなので
いったん巻上で、各社出そろってから巻き出しを行います。
この箇所が、共通で4フロアありました。
今朝は、一気に4フロアまとめてチェック。
結局 3フロアNGで、巻上を行いました。
現場担当者の日常の1コマです。


まだ今の段階であれば、2枚目の仕上げボードには影響しないので
うちが泣きを見るだけで影響は最小です。
「自分たちが正しい!!」
そんな主張も、時には抑えて工事を進めることが
良いこともあります。
結果にコミット。



