予定外作業発生時の臨機応変な対応とは?
建設現場における「予定外作業」は、非常に注意が必要です。

事故や怪我の発生率が大幅に上がるからです。
実際、事故事例の報告書を見ていても、
「予定外作業時」であったという記載をよく目にします。
想定外の状況に対し、
十分な検討や計画がないまま作業を実行すると、
当然リスクは拡大します。
では、そのような場面でどのように対応していくのか。
私は「第一原理思考」を意識しています。
現状から目的達成までに必要な要素を一つずつ整理し、
シンプルに手順を再構築していく考え方です。
加えて重要なのが、「有効時間」の確認です。
時間的余裕がない状態で無理をしないこと。
これも非常に大切だと感じています。
今日は土曜日の週末作業でしたが、
現場につきっきりで年次点検の指摘対応を行っていました。
工事内容は事前に整理し、図示も済ませています。
作業の流れも頭の中に入っていました。
しかし午前中、
ある違和感を感じて確認したところ、
想定外の不具合が発生。
今日の「予定外作業」は、この対応でした。
幸い午前中の段階で発見できたため、まずは下準備を実施。
午後から対応に着手し、無事完了することができました。
今回の対応では、中層階の消火ポンプ室に入る必要がありました。
この消火ポンプ室は、
私の業界では「レジェンド」と呼ばれるほどの現場担当者が工事指揮をした場所です。


非常によく作り込まれており、
配管の取り回しや接続方法にも深い意図があります。
もちろん、図面通りに完璧というわけではありません。
しかし、「なぜここを接続しているのか」を
理解しながら作られていることが伝わってきます。
今回の対応でも、その意図を理解できなければ支障が出る内容でした。
操作したバルブにはテープを貼り、
復旧忘れがないよう管理。
中間階のスプリンクラーブースターポンプのため、
不用意に起動させると下階のポンプまで連動してしまいます。
本来は連動するようシステム化されているのですが、
不要な消火ポンプの起動は避けなければなりません。
そのため、
手順やバルブ操作を何度も確認し、
頭の中でイメージしながら慎重に対応しました。
かなり抽象的な内容にはなりましたが、
予定外作業に対する心得として残しておきます。


