本日は10時から、厨房の消防検査に立ち会いました。
超高層ビルの中間階に厨房を設置するということは、
大規模火災につながりかねない、
特に重要な防火対象物となります。
火災発生時に、
どのように消火し、
延焼拡大を抑制するのか。
これらは法規によって定められています。
まず、厨房の消火設備として思い浮かぶのが「フード消火」です。

フード消火(厨房用自動消火装置)は、
コンロ上のフードやダクト内の異常高温をセンサーが感知し、
自動で消火剤を噴射して初期消火を行う設備です。
フード消火の起動や火災感知器の発報に伴い、
各種防災機能が連動して作動します。
・防火シャッターの降下
・空調の停止
・ガスの緊急遮断
さらに、火災による天井面の温度上昇により、
スプリンクラーヘッドが作動し、放水が開始されます。
検査では、
あくまで「機能確認」を行います。
実際にスプリンクラーヘッドを作動させることはできないためです。
各担当者が、
それぞれの持ち場で確実に役割を果たし、
連携していきます。
下記は、火災感知器の「あぶり」による作動確認のイメージです。

機能確認が終わると、
設置された厨房機器の銘板の読み合わせ、
天井内の貫通処理状況の確認、
図面との照合などを実施します。
今回の検査での指摘事項は、
スプリンクラーヘッド下部の450mmが確保されていない点でした。
完成間際にステンレスラックが追加されていたためです。
こちらは、
ラックの高さを下げることで対応することになりました。
厨房におけるスプリンクラーヘッドの配置は非常に難しく、
完成後の出来上がった状態で配置するのは簡単です。
しかし
実際には、図面検討の段階で、
什器の高さはもちろん、照明や空調機の配置も考慮しながら
最適な配置を決めていく必要があります。
無事に検査完了。お疲れさまでした。

