ヒューマニズムとは、
人間の尊厳、理性、価値を重んじ、人間の幸福や解放を目指す思想のことです。
ここ数か月、人材あまりの影響なのか、
関連のある派遣会社から、多数の人材紹介を受けています。
今回は、実際に未経験者がどのようにして現場仕事に慣れていくのか、
そして、
どのように経験を積んでいくのかということをブログにしてみます。
私たちの現場管理者の業務は、
「施工管理」といわれるものです。
何もわからない状態からスタートするので、
施工管理業務の中でも、
「工程管理」「安全管理」「品質管理」の3つを主として
レクチャーしていきます。
「原価管理」も施工管理者の業務ですが、
未経験の状態で、材料費がどうとか説明しても、
覚えることが多すぎて混乱してしまいますからね。
まずは、日常業務に必要なことから教えていきます。

事務所では、必要な資料や施工要領書・設計図を確認してみます。
すぐには理解できない分厚い資料もあるので、
直近の仕事に関連する箇所を抜粋して、
ポイントを教えていきます。
「工程管理」では、
現場で行われている作業がどういったことなのかを、
実際に現地を見ながら学んでいきます。
身支度を整えて、実際の現場に行ってみましょう。

この状況は、躯体工事。
デッキ敷き、配筋作業、スリーブ取付、
インサート施工といった作業が行われています。
「安全管理」としては、
インサート施工時には、どんな注意事項があるのか。
配筋の上を歩くので、足首をひねってしまう。
つまずいて転倒してしまう。
そういった可能性もあります。
現場のルールに従い、
ヘルメットはもちろん安全帯やゴーグルなど、
必要な保護具を正しく着用する。
そして、足元や周囲の状況を確認しながら歩く。

こういった基本的なことから教えていきます。
「品質管理」としては、
配筋の結束を切らないように歩行用マット上を歩く。
床スリーブと鉄筋との離れ、
いわゆるコンクリートのかぶりを確認する。

工程表に出てくる作業名と、
実際に行われている作業内容を把握する。
こうした一つひとつの積み重ねです。
今回紹介された人材は、
28歳、女性。
派遣会社で約1年間、
改修工事と新築現場で、
写真整理と書類作成をしていたとあります。
では、
「現場を一人で歩ける状態ですか?」
というところから考えてみます。
現場を歩くってそんなに難しいことなの??
建設現場はとても危険です。
ただ、実際には、
「危険」というより、
「危険と隣り合わせでありながら、安全も確保されている」
という表現のほうが近いかもしれません。
安全と、危険なエリアの境界線がわかるか。
それが、現場を一人で歩けるかどうかの、
一つの基準になります。
もちろん、
立入禁止や頭上注意といった注意喚起の表示や、
区画ロープなども設置されています。
ただ、現場経験の少ない人は、
ついうっかり入ってしまうことが実際にあるのです。
現場を一人で歩けるようになるまでは、
経験者が同行するので大丈夫。
現場は、
数百人、場合によっては千人単位の人が、
同時に作業を進めています。
周りを確認しながら、
それぞれどんな作業が行われていて、
その作業にはどんな危険ポイントがあるのか。
それを意識しておくことで、
危険を回避する能力も少しずつ身についていきます。
自分の業務に関係している工事を確認するために、
目的地まで移動する。
それだけでも、
「現場に慣れる」ということは大切なんです。
では、
具体的にどんな業務を行うのか。
施工状況の確認と、記録です。
例えば、
竪管を通すための床スリーブの設置状況を確認する。
通り芯などの基準から寸法をあたって、
図面通り正確な位置に設置されていること。
デッキスラブに、しっかり固定されていること。
人が落ちてしまうような(開口)スリーブであれば、
落下防止・踏み貫き防止の措置が取られていること。
配筋と床スリーブとの空間が確保されていること。
こうしたことを、
一つひとつ確認していきます。
私が入社したころは、
現場では怒鳴り声も飛び交っていました。
しかし現在は、
よほどのことがない限り、
そのような声を聞くことはありません。
女性も活躍できる環境になったことを、
実感しています。
新築工事の場合は、
「猫の手も借りたい」
という状況になることがあります。
施工チェックや現場写真、
写真整理などの業務を、
派遣会社から紹介された人材を活用し、
分業でこなしていくことはあります。
それは、
その場をしのぐための選択肢なんですよ。
では、
派遣会社を使用する「目的」は何なのか。
ということですね。
その本人も、
「派遣会社」で働くことを選択して、
その企業に所属しているわけです。
現状、弊社では需要はありません。
弊社が求人をしているのは、
半年後、
2年後、
そして3年後に、
現場管理ができる人材です。
「覚悟をもった、人間を探しています。」
社会は、厳しいですよ。
「若さ」という市場価値がある時は、需要があります。
でも、時が過ぎ去るのはとても速い。
そして、
「簡単に手に入るものは、簡単に捨てられます。」
だからこそ、
自分の価値を高めるために、
毎日を過ごすべきなんですよ。
「リスクをとる。」
「責任を負う。」
「勝負する。」
「賭けてみる。」
少しでもいい。
そんな気持ちが小さくてもいいんです。
まずは、
そういった心構えを持てていることが大切ですよ。
不思議ですよね。
仕事内容とやりたいことのミスマッチを無くしたくて、
業務内容や、現実をそのまま開示していても、
派遣会社に所属し、ガチャガチャのカプセルのように出た派遣先に
人生の数年を捧げる。
建設業へ入るきっかけは一見高そうに感じますが、
言葉巧みにしたほうが「人」って集まるものなのですから。
私は、言葉足らずで不器用ですが、
このままブレずに、ブログを発信し続け
仲間を探し続けます。
AIが生成してくれるのは、イメージでしかない。
実在する情熱の種を持った人間と巡り合うことを信じています。


