施工図をかき、加工管の発注をおこなう。
どこまで加工管としてパーツ制作するか、
現場加工とするかの境界線。
常に、心がけていることがあります。
「デスクワークの5分は、現場での30分に相当する!!」と意識する。
どこまで精密に作図するか、現場側にパス分岐点をどこにするか。
逃がしや、クッション、ループ配管の接合部分をどこにどう配置するか。
私の一手は、最善なのか?できる限りのことなのか?
時間の制約もあるので、ある程度にとどまることが多いです。
今回は、露出天井の立ち下げ配管の作図。
機器の取り付ける端部の継手までを、加工管発注とするのかどうか。
露出天井の場合、仮想天井レベルが設定されます。
駐車場エリア3.4m。歩行エリア3.0m。
他設備のダクトや、電気ラックが水系消火の散水障害となるため、
機器下端をジャストレベルとするのがポイントになります。
立ち下げ配管を検討せず、
床仕上げ工事の直前に、現場施工者にお任せで配管の加工・取り付けをお願いするのが
事務所側といては、「楽」です。
材料のロスも最小限にできるかもしれません。
突き詰めること、建築図を深く読み込むこと。図面検討に、時間をかけること。
現場加工の時間を、なるべく減らすように継手レベルを各々の箇所すべて設定しました。
グレーな部分は、途中でソケットで止めて現場合わせとしました。