私たちの仕事の指南書。

東京消防庁の「予防事務審査基準」

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/kouhyou/kijun/yobo/js/pdfjs/web/index.html?file=/content/000060072.pdf

この文言がスプリンクラーヘッドには書かれています。

配管や、照明関係の吊り材もこれに該当するのか。

消火配管の吊りは、OKとのことですが、

「矛盾」でしかないと思います。

消火配管の吊り全ネジは、OKで、

同じ9φの電気ラックの吊りはNG???

なぜ??

スプリンクラー消火設備は、

「延焼拡大の抑制」が存在意味と認識しています。

スプリンクラーヘッドの配置の優先度は、

残念ながら天井総合図の配置の優先度は低いです。

もちろん防災設備なのでなくてはならないもの。

でも、照明が一番ですよ。

消防設備士は、

スプリンクラーヘッドを適切に配置することが「技量」になります。

法規を満たしつつ、空間の世界観を壊さない。

天井総合図におけるSPヘッドの配置は、「センス」です。

天井の突起物は、「散水障害」となるので要注意。

厨房や、バックヤードは、露出型の照明が多く出っ張ります。

この現場は、LEDで薄型が普及してきたせいなのか、

天井ボード仕上げ面に露出 直付けで機器を付けています。

配線のみ天井ボードから出すだけなので、

照明の開口が不要なので施工性は良いのでしょうが、

SPヘッドにとっては 厄介です。

この空間だと、

中央にエアコン

照明二灯 感知器とスピーカー、アネモなど

いつものメンツ

SPヘッドは、この位置が通例でしたが、、、、

壁に寄せると棚をおくことが想定されます。

すると、

ヘッド下 450mmの空間が取れなくなることがあるので

今回の配置がいけてないか?というと

そうでもないです。

指摘上がったので

放水曲線に、機器のシルエットをかさねて検証しました。

予防課の消防官の方たちは、

こういった検査を生業としています。

指摘に対して、知識、ノウハウがなければ

「是正」の1択でしかありません。

しかし、

根拠資料の存在を知識として持ち合わせていれば

指摘の取り下げが可能です。

今までの案件ではどのように対応されてきたのか

気になりますね。

ということで、

迎撃資料を作成し対応します。

すぐに!速く!対応する。

これは大事なことであり、

価値のある事です。

これに、「全ネジ」が散水障害になりえるか乗っていればよかったんですけど。

「当たり前」や「常識」って

結局は、明確なもので伝えることが必要な時もあると思います。

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