私たちの仕事では、天井は大きく分けて

3種類あります。

① システム天井

② 在来天井

③ パネル天井

今回は、在来天井です。

在来天井は、注意ポイントがあります。

天井自体の施工も大変だと思いますが、

それゆえに、単純にSPヘッドの位置を変更すると言っても

すごくノウハウがあります。

今回、間仕切りが新しく設置されるために

スプリンクラーヘッドを移動するのが仕事です。

空調、電気 建築

それぞれ間仕切りの新設に伴って

照明増設、空調吹き出し増設、感知器増設

間仕切り用の補強取付・壁設置などです。

スプリンクラーヘッドは、

床面を有効に散水できるようにヘッドの配置を行います。

防災設備の工事です。

消防設備士甲類1種の資格が必要です。

私たちの仕事は、消防法によって絶対に必要な仕事です。

こういった防災設備の不備があると、

建物として使用できなくなります。

ここは、地上36階建ての建物の4階部分でした。

「火災」が発生すると各防災設備が

ドミノ倒しのように連鎖して「火災対応」します。

「初期消火」の重要性

スプリンクラー消火設備は、とても「アナログ」です。

火災による

熱でスプリンクラーヘッドのロック機構が外れ

圧力のかかった配管内の水がすぐに放水されます。

つまり、有事の際は、

すぐに放水される設備なので

工事などによる「不用意」な放水は

大問題になってしまいます。

「水損事故」

工事にあたっては、十分に気を付けること。

まずは、設備士免許を取得していること。

機能をしっかり把握していることが大切です。

今回は、在来天井。

天井ボード2枚貼りです。

スプリンクラーのヘッド位置は、事前に図面検討しておき、

あとは現場を確認します。

図面で検討した位置で開口してしまって本当に良いのか?

ここがポイントです。

まず、

移設先をマーキングします。

天井内の状況を確認します。

天井LGS,特に親バーや、他設備の金物の有無。

SPヘッド固定に有効な空間があるか?

作業できるか?

巻き出しフレキは届くのか?

図面と変更する場合は特に、注意します。

「放水の警戒を満たせるか?」

移設する場合、天井仕上げボードをよく見ます。

塗装 仕上げではない化粧ボードでした。

よく見ると「目地」があります。

この目地を意識して、移設することで

工事1ターンを減らすことができます。

補修必要なボードと「縁を切る」

こうすることで、

「化粧プレート」まで取付でき

工事完了することができます。

ボードの復旧も、

なるべく手間をかけないように、

内装業者さんに渡すことができます。

今回の現場関連者は、

・ゼネコン 所長と若者の2名

     養生班 2名

・電気 担当者1名 職人3人

・空調 担当者2名 職人2名

・消火

  サブコン担当者1名 私と、職人1名

総勢 15名

私の強みは、

新築投資の躯体工事からここの床に立っています。

天井内の配管もまた、

私は、図面を描き、発注し

工事指揮をしたものです。

このアドバンテージこそが、

私の価値です。

空調さんは、

新築当時の人間でもなく、

若者も連れ立ってきていました。

つまり、

「ノウハウの伝承」ですね。

私も、部下を連れてきて

現場でレクチャーすることの必要性も感じます。

部下に任せることで

仕事の広がりも生まれます。

ChatGPTに、写真を1枚UPするだけで

この返事が来ます。

時代は確実に変わってきています。

「有能」と「無能」

人間は、

挑戦し、経験し、学ぶことで

「能力」をGETできます。

AIは、

データの中から、合理的な選択をするだけです。

AIの利点を生かし、

使いこなしていきますよ。

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