配管サイズ65A以下は、
現場旋盤加工でポンプ室の施工を進めています。
目的は、
・「加工管」の費用を浮かせること
・細かい配管が多く 現場調整が多いので、
加工管 特にネジ部材寸法が 微妙であるため。
ねじ込みは、継手の決めたい向きまで
例えば あと1回転弱の270度となると、
少しづつではあるが全長が変わってきます。
・職人さんの仕事の捻出。
結果的には、加工管で納品。
つまり、工場加工として加工費に費やすほうが
「人工」を減らせ、工事金額としては安く上がるのかもしれません。
それだと、「配管工」の仕事を「加工管業者」に回すわけです。
都合よく 仕事が薄いからといって 人間の出入りの調整もできないので
ポンプ室の施工で「配管工」の仕事を捻出したという考えです。
「人・もの・金・時間」
これが 私の仕事の要素です。
バランスをとって進める。
☆
「生材」を加工しながら進める。
必要な工具は、
・旋盤とバンドソーです。


「切る」ことと「ネジを立てる」こと。



あとは継手を使って配管していきます。
旋盤にも、配管を「切る」機能はついています。

カット専用のバンドソーのほうが、
セットすれば自動で切り落としてくれるので
施工性はUPするのでしょうね。

私の仕事では、2種類の「ネジ加工」があります。
① 切削ネジ
② 転造ネジ
長所がそれぞれあります。デメリットも。
一般的には、①の切削ネジです。

このように、ネジ山を削りだします。
ポンプ室の「加工管」は入れ切ったので
あとは生材の現場加工で進めていきます。
☆
「めんどくさい」=「仕事」なのも1つはありますね。
どこに どうお金と時間を使うかです。
もっと「加工管」の割合を増やせば、
「楽」になります。
→ 職人さんの仕事は、「減ります。」
仕事ありません、他に行くところもありません。
全体的なことを考えて、
「現場代理人」は、「バランス」を取っていきます。
少しづつ「イメージ」が「現実」になっていっています。
「集合管」から、バイクのマフラーや、パイプオルガンを連想したり、


「やぐら」から、おみこしや、古民家の天井・梁をイメージしたり。

「ウーハー」取付から、かっこいいすっきりとした納まりや、「隠し」を学んだりしました。


こんなことも、「点」と「点」を結ぶことにつながります。

「流水検知装置」=「アラーム弁」
これは、65A 泡消火用
29キログラム。
中身の構造は、「弁」であり、「発信機」です。


重さを知り、
納まりを知り、
取り付ける状況をイメージし、
実際に、施工されていく様子を見る。
これが、「私の強みです。」

知っていることが、「図面」にいきる。
部下の子たちは、
この瞬間を「垣間見る」
その積み重ねが、「点」となって残っていきます。
点の連続が、線になり、
線の連続が、面になる。
面の組み合わせが、立体になる。
僕は、
自分の書いた図面で、
ポンプ室の施工が進んでいくと時、
「刃」を研いでいることと同じように感じています。
