防災設備の高さの基準は、2つ。(※ 誇張表現)
「800~1500mm」と「500~1000mm」
☆
防災設備全体で見渡すと
それぞれ基準があるので、(建物高さ31mなど、、)
あくまでも私の仕事内の部分的な話です。
その1つ。「床から800~1500mm」
この法規の対象となる「バルブ」とそうでない
「バルブ」があります。
・スプリンクラー消火設備
「流水検知装置」下の、「制御弁」

この制御弁 対象です。
私は床から 「1m」として図面を書いています。
しっくりきます。
かっこうよく配置しています。
流水検知装置には、上下に圧力ゲージがあります。
「1次側」と「2次側」の圧力を確認できます。

私は、目線の高さにこのゲージを合わせるようにしています。
私の身長が、180CMあったらこの高さも違っているでしょうね。
末端試験弁も、「800~1500mm」ルールに該当します。
私は、床から1300mmとすることが多いです。
・開放型スプリンクラー設備
このアラーム弁室には、
スプリンクラー消火設備の「アラーム弁」と、
開放型スプリンクラー消火設備の「一斉開放弁」を配置しています。
一斉開放弁の「制御弁」は、
スプリンクラーアラーム制御弁と高さを合わせてあります。
この「一斉開放弁」には、模擬的に「開放」し放水状態を作り
定格流量をながし、放水圧の確認を行う
「試験用配管」を設ける必要があります。

流量試験管の配管には、基準があるので
今回のように、

あと少し手の届かない「バルブ」高さとなってしまいました。
このバルブは、年次点検で使うための物なので
高さの規制はありません。
床から手の届く高さに「バルブ」を配置するのが
必ずしも正解ではないという事です。
消火ポンプ室のデリべリ側の仕切弁も
床から手を伸ばし操作できないことがあります。
☆
このフロアの「アラーム弁室」=「スプリンクラー制御弁室」は
空間が広いです。

ほかの設備配管もありませんでした。
床スリーブの位置が制限されるため
広さはあるが、配置が奥まってしまっています。
右奥のスプリンクラー制御弁の操作性を考え
斜め45度、入り口側に向けました。

☆
ブガッティ・トゥールビヨン 7億円の車
運転席のハンドル周りを見ましたが、
すごくかっこよいですね。
最先端でありさらに未来的。
それでいて、
「機械式のアナログ感」をあえて取り入れている。
Tourbillon、フランス語で「渦」の意
雲泥の差はありますが、
図面で書いた私のイメージを
職人さんが手作業でくみ上げていただきました。
仕事のバトンを渡す。図面であり、材料の準備。
ニッチな仕事ですが、
楽しさの1つです。
