消防設備士 「2類」が対象資格の消火設備です。
私が入社した当時は、
「感知ヘッド」と「泡ヘッド」が分かれていて
「一斉開放弁」を配置していました。
当時の泡消火設備の消火フローとしては、
火災発生 →
①「感熱ヘッド」 熱により「開」
②「手動起動弁」手動により「開」
→ 減圧。
減圧により、
「一斉開放弁」が機能し、
泡ヘッドへの配管ルートに「泡消火溶液」が送水され
「泡ヘッド」により放水
「窒息効果」「冷却効果」よって 「消火」する設備でした。
「ニュータイプ」の「特定駐車場用泡消火設備」は、
システムが「簡素化」されています。
概念としては、「閉鎖型スプリンクラー消火設備」によく似ています。
スプリンクラー設備の応用と、「泡消火設備」の融合。
「泡の原液」を泡消火水溶液に希釈するので、
小学5年生の「食塩水」濃度計算程度の学力は必要になります。
分母に対する分子の割合。
それと、
今回の泡消火システムは、
私の経歴にとって 初めてですが、
「第一原理思考」でポイントを意識しながら
施工図を書いていきます。
ぱっと見の 馴染みのなさが
バルブなどの配置を複雑にしてはいます。
でもです。
「目的」を明確にすると、ぱっと見 複雑な配管も
目的を達成するために必要な配管ルートであると意識すると
「見えてきます。」
目的を達成でき、さらに現場に合わせてルートをいじる。
「型崩れ」「型破り」「形無し」みたいなイメージ。
泡消火設備の試験項目
・発泡倍率
・25%還元時間
「混合装置試験弁」
☆
今回 消火ポンプ室が縦長で細く
天井には、電気ラックと角ダクトが走っていて
天井スラブから配管の支持をとれないという難点がありました。
そこを「かっこよく」施工するのが
今回の消火ポンプ室施工の最大の楽しみにしています。
「やぐらを組む」
「図面屋」さんに負けない図面を描き切る。