消火配管の施工が進み、
天井工事が始まってきます。
天井によって、配管が見えなくなってしまう前に、
必須検査事項である、「水圧による耐圧試験」を行います。
消火配管の水系消火設備の重要ポイント
「品質」の確認。
不思議なもので、
「空気圧」と「水圧」
圧力値は、同じであっても
水圧試験を行うことが重要です。
空気による「気密試験」では減圧がなくても
実際に「水圧」では、漏水が発生致します。
職人さんたちは、「気密試験」を重要視しますが、
現場監督としては、
「施工要領」に順じます。
もちろん、
開放型スプリンクラー設備の開放側の配管は、
「水圧試験は、不要」です。
この水圧試験は、
注意ポイントがいくつかあります。
・試験圧力
・試験範囲・系統の確認
・給水・加圧ポイント
・緊急時の排水をふくめた 排水方法
・漏水に対する事前対応
などです。
基本的な手順を必ず「実行する」これは、とても大切です。
「水損事故」につながります。
☆
「校正ゲージ」
「犬」の「血統証」のようなイメージです。
「圧力ゲージ」は、圧力の確認を行いますが、
「公式」な「水圧試験」となると、
施工記録として残すため
圧力値の正確性が、保証された圧力計を使用します。
「1つの校正ゲージ」を、親として、
バイパス配管を用いて、
「子」となる圧力ゲージを増やすときもあります。
詳しいことは、別途「ネット検索」などしてみてください。
この「圧力ゲージ」を準備するタイミングが来たことが、
私たちの仕事の「フェーズ」が、移り変わっていくことを実感します。