TVである人が、
「グロテスクの境界線ってなんだろう?」と言っていました。
その人は、
「狩猟」をして、
生き物を「アヤメ」 解体し
「精肉」にしていく中で、
どこからが「グロテスク」という表現が当てはまるのか?
と、話していたことを思い出しました。
単純に目に見える「グロ」さよりも、
もっと深いところの、
「残酷さ」を、現実世界でも垣間見ます。
☆
週末の楽しみである、「魚屋」チェック。
「メジマグロ」 1200円/Kg
マルでの販売。
ぱっと見 2Kgかな~って予想。
「1849g」
こんなのも遊びにしてます。
→ お買い上げ
「下処理 どうしますか?」STAFF
「そのままで大丈夫です」 岩
内臓の状態とか、胃の中身が知りたいのです。
「アニサキス」の有無は、
まず肝臓を見ます。
肝臓にいたら、肛門周りから
お腹側の身を見ます。
アニサキスのいるいない、
多い少ないは、
魚種や、エリアによっても違います。
「エラ」の色で鮮度を見ます。
マグロや、青物は、「血の多い魚」なので
劣化が早いです。
「魚を主食としている、魚」も、
「自己消化」(自分分解)が早く進みます。
状態は、良好でした。
血が多い魚は、
「血」がうまみであり、味の特徴になることが多いので
例えば、「カツオ」
「血抜き」されていることが、「最上」とは なりません。
「臭み」の対応をして、
調理を進めます。
これは、胃袋。
中身は、空っぽでした。
湯引きして、おろしポン酢で食べます。
「兜割」ダシが出やすいように割ります。
香味野菜で、臭みを消すように煮詰めます。
あら汁のベース。
キンメは、炙りにしました。
お店に並ぶ、多種の魚をみて、
その価値を考える。
自分の仕事をしている業界に切り替えてみた時の
自分の「市場価値」を考える。