週末、指摘の是正に行ってきました。
施工後 11年 突如としてSPヘッドの施工不良の指摘を受けました。
「不名誉」なことではありますが、
事実関係も含め是正をしてきました。
答えは、「現場」にしかありません。
10年以上時が経過しているのにも関わらず
これだけの数のSPヘッドの「下がり」が
一時をもって発生するのは、
単に施工不良ではなく、
「外的要因」が必ずあると考えていました。
現象
・システムラインの空調BOXに巻きだしてあるヘッドのみ下がっている。
・下がり幅は、大体 同じである。
・下がっているSPヘッドのおおかたシーリングプレートが
上限にあげられている。
私たちは、仕上げに合わせて多少上下できるように
中間で取り付けを行います。
・全部ではないが、巻き出し金物の取り付け方に違和感がある。
ネジの締めつけ力や、取付状態
・空調BOXの位置がずれていた箇所があった。
(ほこり、汚れで位置がずれていることが見て取れた)
・SPヘッド自体が、下がっている
(下がっているのにSプレートがあげられているのはおかしい)
☆
空調BOXの両サイドにある、照明がLED化されていて
全照明がLEDに更新されている。(器具交換が行われている)
15階のヘッド下がりが突出して数が多かった。
照明の更新工事は、15階から着手した。
☆
あくまでも憶測となってしまうので、
現象だけ伝え、
可能性の提示としました。
これだけの数量、現象からみても
「施工不良ではない!!」と確信 致しました。
☆
山奥に、イワナを釣りに渓流に行ったことがあります。
容易に立ち入れないような、樹木の生い茂る源流です。
そんなところにも、「釣り人」は入っていって、
ごみを落としていきます。
「人間」が入る。
つまり、
良からぬことは起きうる。
☆
「改修工事」は、
通常にオフィス使用されているところに
お邪魔させていただいて「工事」をします。
物を落としたり、壊してしまっては
絶対にいけません。
とても神経を使います。
私たちの仕事は、
「黒子」のようなものです。
何事もなかったかのように無事に作業を終えることができました。
そして、
私の十数年前の仕事でしたが、
その瞬間を「一生懸命」に過ごしてきた結果、
その積み重ねが、今に至っています。
改めて、
「何歳になっても、一生懸命であるべき」だと思いました。