工事完了に近づき、消防への提出書類の作成をしています。

各防災設備ごとに、「設置届」を提出します。

着工届を提出しているので、

設置届に 必要なのは、

「鑑」と、「試験結果報告書」です。

機器の追加変更があればその機器図と、

着工届からの図面の変更があれば、最終の図面を提出します。

試験結果報告書の書式を、

東京消防庁のホームページからたどっていき

GETします。

報告書の各項目をチェックします。

その中の、

末端試験弁の「放水圧」の測定をします。

湿式スプリンクラーであれば、

放水圧 0.1~1.0MPaであることを確認します。

放水圧と、流量定数から放水量の算出をします。

今回、

「特定駐車場泡消火設備」を初めてやりました。

システムとしては、

スプリンクラー消火にとても似ています。

「水」が、泡消火薬剤の混じった「水溶液」であること。

部下の子たちは、

時間規制の中で勤務しています。

もう、帰ってしまったので、

孤軍奮闘。

変な時代ですね。

「国力の低下」

「技術力の低下」

国の方針で、働かせないように時間規制する現代。

時間給で働く者たちは、どうなんでしょうかね。

「成果」=「生産性・能力」×「時間」

若い時は、スキルが低くても時間でカバーできた。

やがて、

年齢を重ね、生産性・能力があがることで

労働時間を減らせ

家庭や、趣味に時間を使えるようになる。

この構図はもうないですね。

どんな時代であっても、

「やっている人間は、やっている。」

データ取りは、人員配置が必要です。

人手があるときにこなしておきたい。

私は、

配管のルート変更から手掛けています。

設計図から、ルートを変更するために、

裏付けとして「損失計算」もやりました。

施工図も書きました。

この放水圧力のデータが

私にとって とても興味のある「データ」になります。

単純に法規を満たしているかの確認

「だけではない!!!!」

これがまた、この仕事の面白味の1つです。

圧力損失の計算も、安全率を多く見ています。

計算で成立すれば、現場は必ず成立します。

「明確な根拠」 大事です。

今回、

とても勉強になったことは、

泡消火の「流量定数」が、スプリンクラーと違うという事です。

SPの、流量定数K=80

泡の      K=22

もともと、

必要な「放水量」が、スプリンクラーの半分ではあるので

違いを意識して今回の放水圧のチェックしました。

改めて、

「理解すること」の大切さに気付きました。

根拠の積み重ねが、

防災設備を形成しています。

わからないことをそのままにせず、

向き合う事。

すると、今回の気づきのように

今までの知識の「点」と「点」がつながりました。

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