屋上や、バルコニーに放水口を設置するので
架台を検討しました。
こういった個所は、
「防水」が関係してくるので、ポイントがあります。
防水は、防水層を設け、
そのうえに、「保護モルタル」や「抑えコンクリート」
「シンダーコン」といわれる層を作ります。
ここに、基礎を設けてもらうのが最重要ポイントです。

「移動式粉末消火」も同様ですが、
基礎の有無によって 仕事の負担が大きく変わります。
防水層の貫通は、「ハト小屋」を設置します。

今回、私の初体験として
「ハトコット」
こういった商品が登場しました。
連結送水管は、主管100Aと規定があります。
そこから「枝」=「巻き出し配管」
→ BOXへの接続配管は、65Aとします。

屋上への顔出しまでは、100Aとし
ハトコットからの突き出しは、65Aにしました。
ハトコット部の貫通アイテムは、100Aと80Aという設定しかないので
80A用を使用し取り合い部分は、コーキングします。
☆
放水口は、
1階の送水口・消防隊のポンプ車による送水を
消火活動箇所で使用するための、
「水の取り口」です。
警戒半径、50m。
設置高さは、床から500~1000mmとする。
単独のものと、

火報関係の併設されて縦長のBOXがあり、

「転倒防止」ということが問われます。
背面は、ALC。

ALCからの支持は、今回NG.
床の基礎からのみの固定となりました。

BOX下だけだと転倒防止が弱いです。
という事で、

両サイド挟みこみ、下面に羽だしで固定と考えました。

BOX本体は、ステンレスです。
ステンレスは、固い金属。なかなか穴をあけるという事が
容易ではありません。
「月光ドリル」を使用する。

これもノウハウの1つです。
それも、下穴用として4φ
3/8のボルト(9φ)固定なので
仕上げ用に 10φの月光キリを手配しました。
このキリは、
「岩崎 お前ちゃんと考えてから指示しろよ!!
ステンレスっていうのはな、
現場でどうこうして穴を空けれるような材質ではないんだぞ。
消火栓BOX自体の制作をかけるときに、
架台固定用の開口依頼をしておけ!!!」
一般的なキリでは、
何本も消耗し時間もかけてやっと開口します。
もちろん事前検討で、固定方法も含め検討しておくのが良いですね。
なので、
消火栓BOX底面には、水抜き穴が開いているので
その穴合わせで、架台も制作しています。
岩崎ノウハウシリーズの「コロンブスの卵」の1つです。