竪穴区画(エスカレーター空間)と、各フロアは

「防火シャッター」で、空間を隔てられています。

スプリンクラー消火設備は、

「床面の(放水)警戒」を満たすことが、目的です。

基本的にフロアごとに受け持つアラーム弁によっての

スプリンクラー警戒となるのですが、

今回のように、床と天井がどのフロアに該当するのか?

と考えにくい現象が発生致しました。

「消防協議を行う。」

所轄の消防と、認識が違ってしまうと

防災設備として「工事のやり直し」が発生してしまいます。

「不明点(グレー)は、協議し

 消防確認・合意のもと施工を進めていきます。」

今回も、協議しておきました。

床面の警戒を満たすのであれば、

スプリンクラーの系統は、

特に指示はしない。となりました。

※エントランスなどで、天井が2フロアなど吹き抜けている場合、

 その床面に立って、見上げたところにある

 天井のスプリンクラーヘッドは、

 床を警戒するフロアで受け持つことが、

 私のなかでは固定概念として有りました。

 EX:1階床にたって見上げると、

   3階天井レベルにあるSPヘッドは、

   1階系統のアラーム系統とする。

 もしくは、その警戒対象の床が、

 どのフロアの床面積として設定されているか?

 この床面積が何回にふくまれているかによって、

 どのフロアの消火設備にがいとうするのかという

 判断基準の1つです。

エスカレーター下に、スプリンクラーヘッドを配置する必要があります。

最初に、設計図を見てすぐに、

ここの納まりが気になりました。

「エスカレーター製作図」を参照したい。

エスカレーター工事では、スプリンクラーヘッドの設置は

よくある事なので、「いつものやつ」があるはずなんですけどね。

エスカレーター下の配管の支持に関しては、

すでに現場に現物のもあるので「モックアップ」作ってみました。

後は、天井の化粧パネルに、

どのようにしてSPヘッドを固定できるか?

  → 「確認中」です。

エスカレーター下の配管施工時の

注意ポイントとしては、

 ・化粧パネルと本体の間に配管できるか?

 ・配管スペースは、どれくらいあるのか?納まるか?

 ・支持金物の取付方法は、どのようにするか?

 ・振動に対する対応の有無はあるか?

などです。

エスカレーター業者さんにもらった

「消火施工例」を確認しました。

私たちの施工基準には、満たさなかった箇所が見受けられたので

ブラッシュアップしちゃいます。

※金物を(挟みこみ)噛ませているが、抜け防止がされていない。

突っ張り式にして、

抜け防止を狙います。

 エスカレーターの可動に伴う振動対策は、

「ダブルナット」か

「ロックタイトなどのボルト・ナットの固定を考えます。

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