竪穴区画(エスカレーター空間)と、各フロアは
「防火シャッター」で、空間を隔てられています。
スプリンクラー消火設備は、
「床面の(放水)警戒」を満たすことが、目的です。
基本的にフロアごとに受け持つアラーム弁によっての
スプリンクラー警戒となるのですが、
今回のように、床と天井がどのフロアに該当するのか?
と考えにくい現象が発生致しました。
「消防協議を行う。」
所轄の消防と、認識が違ってしまうと
防災設備として「工事のやり直し」が発生してしまいます。
「不明点(グレー)は、協議し
消防確認・合意のもと施工を進めていきます。」
今回も、協議しておきました。
床面の警戒を満たすのであれば、
スプリンクラーの系統は、
特に指示はしない。となりました。
※エントランスなどで、天井が2フロアなど吹き抜けている場合、
その床面に立って、見上げたところにある
天井のスプリンクラーヘッドは、
床を警戒するフロアで受け持つことが、
私のなかでは固定概念として有りました。
EX:1階床にたって見上げると、
3階天井レベルにあるSPヘッドは、
1階系統のアラーム系統とする。
もしくは、その警戒対象の床が、
どのフロアの床面積として設定されているか?
この床面積が何回にふくまれているかによって、
どのフロアの消火設備にがいとうするのかという
判断基準の1つです。
☆
エスカレーター下に、スプリンクラーヘッドを配置する必要があります。
最初に、設計図を見てすぐに、
ここの納まりが気になりました。
「エスカレーター製作図」を参照したい。
エスカレーター工事では、スプリンクラーヘッドの設置は
よくある事なので、「いつものやつ」があるはずなんですけどね。
エスカレーター下の配管の支持に関しては、
すでに現場に現物のもあるので「モックアップ」作ってみました。
後は、天井の化粧パネルに、
どのようにしてSPヘッドを固定できるか?
→ 「確認中」です。
エスカレーター下の配管施工時の
注意ポイントとしては、
・化粧パネルと本体の間に配管できるか?
・配管スペースは、どれくらいあるのか?納まるか?
・支持金物の取付方法は、どのようにするか?
・振動に対する対応の有無はあるか?
などです。
エスカレーター業者さんにもらった
「消火施工例」を確認しました。
私たちの施工基準には、満たさなかった箇所が見受けられたので
ブラッシュアップしちゃいます。
※金物を(挟みこみ)噛ませているが、抜け防止がされていない。
突っ張り式にして、
抜け防止を狙います。
エスカレーターの可動に伴う振動対策は、
「ダブルナット」か
「ロックタイトなどのボルト・ナットの固定を考えます。