新築工事から携わっている建物の工事に行ってきました。
週末、土曜日の工事です。
システム天井における、スプリンクラーヘッド移設工事。
7個 移設なので、「着工届」は提出済みです。
照明や、空調の配置に対して、
法規を満たす(スプリンクラーヘッドの警戒)ように配置します。
これは、単純に警戒範囲2.8mの包含を満たすという事ではないです。
実際に天井内の「納まり」を考慮しないと
図面どおりの配置は実現できません。
巻き出しフレキで、届く範囲でないと、
「配管の水抜き」が発生し、
工事時間と、費用が格段にUPします。
天井も、
「システム天井」なのか、「在来天井」でも大きく違います。
工事にきたのは、2人ですね。
では、2人前の金額です!って言われてしまうと、
切り取ってそこだけを見ると
「2人工」でしかないのですが、
きっちり仕事をこなしていくとなると、
2人工の切り取りだけでは、「継続的仕事」にはなりえません。
数年前の自分が、
4~36階まで図面をきっちり書いて、
工事指揮をしてきたからこその「賜物」です。
もちろん、私一人がいてそうできた結果ではありません。
ただ、そんな風に1つ1つ大切に積み重ねていくことは
私の仕事において重要です。
上会社が変わってしまって、
私の手からこの建物の仕事が離れてしまうこともあります。
お施主様と、ゼネコンさんで
「金額」が合わないなどの理由によるものです。
せっかく新築当時、SPヘッドをどこからでも取れるようにと
配管を太く施工していても、
仕事を失ってしまうと残念です。
こういったことは、
車の購入後 ディーラーに任せ続けるか
一般的な修理・メンテナンス店に持ち込むことにも似ています。
ディーラーメンテの優位性、信頼や安心
それと引き換えの
金額面の「安さ」
☆
防災設備は、建物の根幹を成す設備なので
新築時から引き継いで行く事は大きいと思います。
実際に、担当していない建物の消火設備工事を行う場合、
リスクや、不安要素はかなりあります。