「消防隊専用」マークの有無。
このマークが、あるところは
私の仕事では2カ所関係してきます。
「連結送水管の放水口」
「防火扉にある
消防ホース通過孔」
左側には、
「放水口」が付加されています。
2つの消火栓の共通事項は、
・表示灯
・発信機
・補助散水栓
→ 「連結送水管の放水口の有無」の違いは
わかった。
では、なぜ設置高さが違うのか?
※ 「放水口」の設置高さは、
床面から、50センチから1メートルという規定があります。
今回、幅木(壁と廊下の取り合い部分にある緑のライン)が、
20センチほどありました。
ホテルなので手荷物をカート(台車)で移動しますが、
壁の保護のため幅木を高くしています。
→ では、左の消火栓の高さがルールできまってしまうのであれば
なぜ、右の消火栓も同じ高さに揃えなかったのですか??
→ そろえることは、可能です。
じゃーなんで?
幅木との取り合いを、極力なくしたかった。
おそらく、上記が理由でしょう。
見る限り、幅木の高さと消火栓のフェイス下端の高さが一致します。
よく見ると、消火栓のフェイスのほうが「勝っている」のかもしれません。
ポイントは、
他業者とのカラミを無くす。
幅木は、最終仕上げになるので、
それまで、
私たちの消火設備の「消火栓フェイス付け」ができないことが起こりえる。
実際に、たまに起こる現象なので
回避できるのであれば、そうしておきます。
また、
納まりが厳しいと、
床の仕上げ面の施工誤差で、
幅木にかぶってしまったり、欠き込んでもらわないといけなくなるので
幅木高さ+10mm~はクリアランスを取っておきたいと考えます。
☆
発信機の高さも 制限があります。
800~1500mm
消火設備の高さは、
普通に立って手を伸ばし、
操作できる高さに設定されています。
もう一つの高さは、
500~1000mm
「放水口・送水口」
押し込むなどの操作が必要な時に
力を発揮しやすい高さになっています。
☆
私と一緒に仕事をする最大のメリットは、
このように根拠を明確にし、
ポイントを正確に伝えていけることです。
若いうちや、
経験が3年未満までは、
知らなかったで済むけれど
本当にいつの間にか、
積み重ねていきてきた人間と、
そうでない人間の差は、
すごく大きくなってしまいます。
私は、ノウハウを惜しみなく伝授することで、
社員や、仲間の成長を願います。
それは、組織として、
プロジェクトのメンバーとして
戦力になった方が、
仕事時間の短縮にもなると考えているからです。
うるさい上司、
細かい上司と感じるかもしれません。
でも、こういった知識は、
収入UPと、
人生の豊かな時間の捻出につながります。
もがいて自ら学習し、習得することも大事です。
「チャンスは、あげる。
ものにするかどうかはあなた次第。」
今日一日も、消費ではなく、
積み重ねて過ごしていきましょう。