配管内に、流体が流れるときの摩擦抵抗。
水系消火設備は、
消火を行う際、放水圧・放水量が重要です。
規定されている基準を満たすか。
「連結送水管」・「屋内消火栓」「補助散水栓」
「スプリンクラー消火」
「泡消火設備」、、、
今日は、施工図をすすめていて
なんか引っ掛かるところがありました。
明確にするために 「損失計算」を行います。
配管サイズに対する、「流量」で、
損失の数値は、大きく変わります。
「ループ配管」にすることであったり、
配管サイズを太くすることで
成立するように「配管サイズ」を見直しました。
☆
「ループ配管」は、
流れを左右に分流することで
流量を半減し、管路抵抗を下げることができます。
最初に、これを知ったときは
「山手線」と「中央線」みたいなものかと思いました。
例
「新宿」→「秋葉原」に向かう。
中央線だけだと、込み合うが、
山手線、外回り、内回りを使用することで人の数を半分にできる。
水消火設備は、管内が充水されているので
人が電車で移動するのとは違いますが、
概念としては似ていると思っています。
狭い車内に、人がギュウギュウだとストレス大
→ 抵抗 大
車内を広くするか・人を減らすかで
快適さ = 抵抗の軽減 が可能です。
☆
スプリンクラー消火設備は、
配管サイズによって、取り出せるヘッド数に決まりがあります。
25A で2個。
32A で3個
40A で5個
50A で10個
65A 無制限
ですが!!
65Aで全部 配管すればOKじゃん。とはなりません。
流量による、損失が重要です。
ここからが、技術者に必要とされる知識になります。