消火配管の特徴としては、
「有事の際」「点検」など以外、
システムは、待機中です。
水の流れは、「静止」しています。
(スプリンクラー消火等の補助加圧ポンプは、たまに運転はします。)
つまり、振動もせず静止している。
☆
とある建物の対応時の写真です。
消火ポンプの吐出側の(縁切り)フレキが曲がってしまっていました。
破損・断裂しなくてよかったですね。
「至急 対応を求む。」という事で
工事の手配を致しました。
☆ 原因の究明
①ポンプ上部に、大きな角ダクトがあり
通常設置されるはずの架台がなかった。
②ハウジングの使い方と力の作用する方向の考慮不足
☆ 対策
①上部に取れなければ、床・壁から固定を取る
②回転方向・モーメントを考慮する。
☆ 工事
ゲートバルブでは納まりが悪いので、「BV」に変更
いったん配管を施工しました。
採寸し「ヤグラの作成」とりつけ
次に、
溶接エルボによって回転の抑制を考慮
ハウジングは、
溝に噛ませているだけなので
回転方向の力には、弱いです。
経験から学ぶ。
これは、連結送水管のポンプデリベリ側の配管ですが、
ハウジング接続を
あえてフランジで施工しました。
20Kフランジなのでかなり材料費が上がります。
「仕事の美学」の1つ「こだわり」とします。