今日は、3階の消火栓BOX周りの検討をしました。
「連結送水管 併設型」
非常階段の近くに、
消防隊専用の連結送水管「放水口」が設置されます。
「納まりが厳しい!!!」
鉄骨造であるため、
床の躯体図から、竪管が上がってくるスリーブの位置に
制約が発生します。
平面上では、なんでここにわざわざ配置したの??と
お思いになると思います。
私たちの仕事が、まさに「ニッチ」であることを感じます。
建物として必要であるが、
快適性、生産性には全くつながらないので
極小空間として追いやられてしまうので現実です。
そこを何とかすることに挑む。
「限界」と「不成立」の極み。
「施工可能であること」
図面ではかけても、
実際にどういう順序で施工していくのか?
どこがポイントになるのか?
☆
今回は、BOXの位置を動かすことで
「成立」する納まりの図面がかけます。
・ネジ継手なのか、溶接なのか?
・振りしろ、パイプレンチによる締め込みが可能なのか?
・配管の固定・支持は適切に行えるのか?
・旋盤を使用し、現場加工でねじきりできるか。
など、
今までのノウハウを
ルービックキューブのようにまわしたりしながら
イメージを練り込んでいきます。
「 与えられた条件の中で、
超合理的な着地点 」
躯体図、平面詳細図から
必要な情報を吸い上げる。
それが、与えられる条件です。
床周りだけではなく、
天井内の見上げの空間。
角ダクトが有効空間を独占してしまいます。