今日は、3階の消火栓BOX周りの検討をしました。

「連結送水管 併設型」

非常階段の近くに、

消防隊専用の連結送水管「放水口」が設置されます。

「納まりが厳しい!!!」

鉄骨造であるため、

床の躯体図から、竪管が上がってくるスリーブの位置に

制約が発生します。

平面上では、なんでここにわざわざ配置したの??と

お思いになると思います。

私たちの仕事が、まさに「ニッチ」であることを感じます。

建物として必要であるが、

快適性、生産性には全くつながらないので

極小空間として追いやられてしまうので現実です。

そこを何とかすることに挑む。

「限界」と「不成立」の極み。

「施工可能であること」

図面ではかけても、

実際にどういう順序で施工していくのか?

どこがポイントになるのか?

今回は、BOXの位置を動かすことで

「成立」する納まりの図面がかけます。

・ネジ継手なのか、溶接なのか?

・振りしろ、パイプレンチによる締め込みが可能なのか?

・配管の固定・支持は適切に行えるのか?

・旋盤を使用し、現場加工でねじきりできるか。

など、

今までのノウハウを

ルービックキューブのようにまわしたりしながら

イメージを練り込んでいきます。

「 与えられた条件の中で、

  超合理的な着地点 」

躯体図、平面詳細図から

必要な情報を吸い上げる。

それが、与えられる条件です。

床周りだけではなく、

天井内の見上げの空間。

角ダクトが有効空間を独占してしまいます。

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