消防設備は、年次点検を行います。

小学生のころ、授業中に火災警報装置の点検をしていたことは

なかったでしょうか?

消火栓の「ベルが鳴る」などです。

スプリンクラーヘッドも状態確認等を行っています。

今回のお仕事は、

お客様のほうでサーバーラックを置いたため

「散水障害」が発生しているということで

スプリンクラーヘッドの移設工事をお行いました。

引き渡し後の建物は、「 OFF TIME 」に工事を行うことが多いです。

お客様の仕事に差し支えないため週末や、夜間工事となります。

工事の内容としては、容易です。

ただし、

「運営中」という事です。

点検口の下に、デスクがあったり、キッチンがあったり、

物を落として破損してしまったら

ものすごく大変です。

音が出る作業、臭気、振動

ボード開口もあるので

粉の飛び散りなど

工事メインではなく「配慮・注意」が優先されます。

養生をしっかり行う。

移設に伴う、天井の開口は、

プレート塞ぎをしました。

両面テープで張り付けてあるだけになるので 

落下防止策をとるように依頼を受けていました。

ネジのアタマは、「ナベ」と「サラ」があります。

一長一短

「サラ」は仕上げ面がフラットですが、

テーパーがついいています。

今回は、「サラ」であり「テーパー」のついていない

そして、白く塗装されているビスを事前に準備しておきました。

予定どおり作業は進みました。

消火ポンプによる水張。

今回のスプリンクラーポンプは、屋内消火栓兼用です。

屋内消火栓の管内圧力が、高くなっていたので

屋上の補助水槽周りのエア抜きで、圧力を抜きました。

スプリンクラー工事なのに

なぜ屋内消火栓まで対応するのか?

 → 私自身の行った仕事なので

   この夏の暑さで、管内圧力が想定より高くなってしまうことを心配していました。

ここは、

とてもとても大変な現場でした。

砂浜を毎日猛ダッシュしているような、

砂に足を取られ思うように進まない、苦しい、時間に追われる。

でも、過ぎ去ってしまえば何事もなかったかのように

建物としてたたずんでいます。

冬の夜中の2時

凍えながら白い息を吐く。

鉄骨と、天井仕上げのクリアランスを職人さんと採寸し

そのまま配管を伸ばしていったこと。

そんな毎日の中でも、

きっちり仕事を行ってきたことを

誇りと、自信として

改めて感じました。

柱裏であって、でも 見えなくなってはいけない。

主張しすぎない納まり。

消火栓BOXは、SUS製。配管はSGP 鉄

異種金属

接触部は、

防食テープをしっかり施工していました。

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