水系消火設備の屋上に配置される機器はいくつかあります。
① 補助水槽
水系消火設備の竪管に水を充水しておく必要があるので
屋上に水槽を設けます。
・25Aで自動給水することで、容量の緩和を受けることができます。
・SUS製とFRP製があります。FRPは、可燃である為
消防確認をする場合があります。
・水槽の減水・満水表示の結線間違いがたまに起こります。
② ブースターポンプ
下の階に配置されている消火ポンプでは、
必要な揚程(送水圧)が弱まってしまい規定を満たさない場合
再度 加圧するために設置されます。
小屋にポンプが納まっている形状です。
基礎の高さ、形状をよく注意しないと配管作業が厳しいです。
③ 放水口
消防隊専用の「連結送水管」の接続口です。
「玉型弁」と「アングル弁」があります。
損失が大きくなるので「アングル弁」を使用することが多いです。
前面は、消防活動活動を想定して空間の確保が必要です。
④ テスト弁
屋内消火栓の放水圧確認のために設ける必要があります。
屋上に、消火栓を設置する場合は不要です。(テスト弁兼用)
⑤ 移動式粉末消火設備
たまに、設置依頼を受ける機器です。警戒範囲15m
基礎の有無がポイントになります。
必ず転倒防止に関して確認されるので、
基礎を要望するのが無難です。難しい場合は、写真のように支持を取ります。
表示灯の電源が必要です。ソーラーパネル式もあるが、日陰になるか要確認です。