「弁」「仕切弁」「制御弁」 → 総じて、バルブです。
・「JIS」 or 「認定品」
・「10K」 or 「20K(16K)」
・「ゲート」「バタフライ」「ボール」「アングル」「玉形」
上記のような 切り口で話していきます。
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私たちの使用材は、前提として「JIS」規格品を使用します。
「JIS」と刻印されています。
ではなぜ認定品を使うのか?
あくまでも私の見解ですが、
衛生工事を含む「弁」の目的は、「遮断」です。
消火設備 特にスプリンクラー消火設備では
水の制御である「遮断」にプラスして
「圧力を保持しながら水を止めること」が大変 重要です。
これは、「逆止弁」=「チャッキ」も同様ですが
圧力の保持というのがポイントとなります。
JIS規格のバルブは、止水面が「メタルタッチ」なのです。
これに対し、「認定品」のバルブは、止水に特化した作りです。
なぜ止水にこだわるのか?
※ スプリンクラー消火設備は、
管内圧力の減圧によりシステムが起動してしまうからです。
特に、屋上の補給水槽周りでメタルタッチの機器の使用は、
避けるがセオリーです。
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私たちの使用機器の圧力は、基本的に2種類。
「10K」 or 「20K」
「1.6MPa」を基準として、超えるようであれば20K仕様とします。
プラス16K仕様もあります。
「1次圧調整弁」など、水系消火設備特有の機器であると
16K仕様の認定品が用いられます。
大は小を兼ねるといいますが、設定を16Kとした方が
20Kとするよりも多少なりとも構造的な強度が
大げさにならずに済むからでしょうか。
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・「ゲート」「バタフライ」「ボール」「アングル」「玉形」
構造の違いです。
メンテナンス性、金額、スペース的な納まり、管路損失など
使用箇所や、目的によって使い分けます。
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今回 ゲートバルブ 65A 10K ネジ込みのバルブを手に取ってみましたが、
この重さを感じると、
バタフライバルブにすべきだったのかなと
後悔ではないのですが
「最良の選択とは何か?」について改めて考えました。
今回は、総合的に見てゲートバルブもOKですね。
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ボルトの選定。
フランジに挟みこむバルブ・チャッキは
全長が規格で決まっているので
おのずとボルト長さも決まっています。
M16×110