弊社の仕事の1つ。
「改修工事」の話です。
テナント入居や、レイアウト変更に伴い壁(間仕切り)を変更・新設します。
「スプリンクラー消火設備」は、こういった間仕切りに対応し
配置を変えなければいけません。
変更された間仕切り壁によって、有効に放水されないことがNGです。
「消防法によって、定められています。」
= 私たちの仕事がある根源です。
改修工事では、建物は通常運用されていることが一般的です。
部分的な工事になります。
防災設備であるので、
ある条件を起点として、建物が火災対応に入ります。
全館放送
「火事です!火事です!至急 避難してください!!」
生活の中で、
この放送を有事以外で聞いてしまうと大変ですね。
私たちの工事で、
この放送のキッカケになることがあります。
改修工事を行う上では、最大の注意ポイント。
「アラーム弁の発報です。」
アラーム弁=「流水検知装置」
この、アラーム弁の流水検知が起こったという事は、
→ 火災が発生した!
「火災断定」となってしまいます。(基本的に)
アラーム弁の発報は、防災連動のドミノの倒れる起点となります。
排気ファンや、シャッター降下、エレベーター着床、、、、
消防への連絡など、
火災に対応するフローが進んでいきます。
そのために、工事の際は、
「連動遮断」を行います。
☆
以前は、
「誤発砲が起きてしまう構造のアラーム弁」でした。
旧式のアラーム弁は、
親子弁の排水側(右側)に
流水検知の発報を行う、
「圧力スイッチ」が配置されていました。
もちろん、
この発報を阻止する制御弁がついています。(コック)
ここで 盲点となることがあります。
工事対象の系統のアラーム弁は、「圧力スイッチを機能停止できます。」
でも、
特に 下の階
工事に関係のないフロアのアラーム弁の圧力スイッチが、
「発報してしまう」のです。
これは、工事フロアの排水が、
下のフロアの圧力スイッチを「発報」させてしまうのです。
☆
「コロンブスの卵」
☆
近年のアラーム弁は、
左側に圧力スイッチを右側の排水とは独立させて
配置しています。
これにより、
「誤発報」は防げます。