弊社の仕事の1つ。

「改修工事」の話です。

テナント入居や、レイアウト変更に伴い壁(間仕切り)を変更・新設します。

「スプリンクラー消火設備」は、こういった間仕切りに対応し

配置を変えなければいけません。

変更された間仕切り壁によって、有効に放水されないことがNGです。

「消防法によって、定められています。」

  = 私たちの仕事がある根源です。

改修工事では、建物は通常運用されていることが一般的です。

部分的な工事になります。

防災設備であるので、

ある条件を起点として、建物が火災対応に入ります。

全館放送

「火事です!火事です!至急 避難してください!!」

生活の中で、

この放送を有事以外で聞いてしまうと大変ですね。

私たちの工事で、

この放送のキッカケになることがあります。

改修工事を行う上では、最大の注意ポイント。

「アラーム弁の発報です。」

アラーム弁=「流水検知装置」

この、アラーム弁の流水検知が起こったという事は、

 → 火災が発生した! 

    「火災断定」となってしまいます。(基本的に)

アラーム弁の発報は、防災連動のドミノの倒れる起点となります。

排気ファンや、シャッター降下、エレベーター着床、、、、

消防への連絡など、

火災に対応するフローが進んでいきます。

そのために、工事の際は、

「連動遮断」を行います。

以前は、

「誤発砲が起きてしまう構造のアラーム弁」でした。

旧式のアラーム弁は、

親子弁の排水側(右側)に

流水検知の発報を行う、

「圧力スイッチ」が配置されていました。

もちろん、

この発報を阻止する制御弁がついています。(コック)

ここで 盲点となることがあります。

工事対象の系統のアラーム弁は、「圧力スイッチを機能停止できます。」

でも、

特に 下の階

工事に関係のないフロアのアラーム弁の圧力スイッチが、

「発報してしまう」のです。

これは、工事フロアの排水が、

下のフロアの圧力スイッチを「発報」させてしまうのです。

「コロンブスの卵」

近年のアラーム弁は、

左側に圧力スイッチを右側の排水とは独立させて

配置しています。

これにより、

「誤発報」は防げます。

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