私たちの仕事は、大きく2つの形態に分かれます。

1、新築工事

2、改修工事

 

今回の工事は、改修工事に該当します。

改修工事は、利益率が高いです。

利益率は良いのには、理由があります。

・単発であること。

・「リスク」が大きいこと。

「蓋を開けてみたら、イメージと違った。」となってしまっても

根本的な前提の範囲内であれば、「見積もり金額」で工事をやりきらなくてはなりません。

また、予定していた日程や、時間を厳守します。

失敗談の内容は以下の通りです。

・現地調査した人間と、実際の施工した人間が違い、

 現地調査の程度が低すぎた。(甘く考えていた)

 監督者として職務が不完全。

 岩崎は、任せっきりにしていた。

・トラブルに見舞まれた。

・工程を、守れなかった。

夏の暑い季節でした。

小さい点検扉から、メンテナンススペースを通って

外部の送水口パネル裏にあるスペースでの作業でした。

現地調査を行っていたのですが、

甘かった。

振り返ると、2回調査を行うべきでした。

まず、初見。

おおかた、配置を確認し現場の図面を起こす。

今回は、機器の「単純交換」ではなく、

「バタ弁」「バタチャッキ」に、

機器の形状を変えることが発生します。

そのため配管の作り替えが必要でした。

現地の寸法を、正確に図面にし

作り替えの図面を作図して、

「加工管」を用いなかったことが

最大の失敗要因です。

加工管を使用することで、作業時間も圧縮できました。

余裕をもって工程を考えることも重要でした。

2日間の作業予定でした。

「凍結業者さん」が別注で2名 

作業員としていらっしゃいました。

「アイスマン」としておきます。

アイスマン作業着手。

配管法事への引渡に90分の時間を有しました。

そこから、配管の撤去。

機器の撤去。

  → 搬出

トラブル発生

送水口周りの配管は、「100A」と太いです。

使用するネジ切り旋盤も大型です。 

 → 電力不足の為 

  なかなか思うようにネジ切りが進んでいきません。

   そもそも、100Aをネジだてして行く事自体 

   容易にできる作業でななかったです。

   それが、1系統につき数カ所。

作業を進めていると、

 → 旋盤の電源コードを手にもって、くるくる回しながら

   「岩崎 壊れた!!」  って、

「トリン」が近づいてきました。

終了です!!!

アイスマンの、液体窒素の補給も

想定以上に時間がかかり、ストックがなくなってきていました。

進捗と、残工事を考えても予定完了時間には到底及ばず。

そこに来て、旋盤の破損。

お手上げです。

既存の配管の復旧に取り掛かりました。

機能を満たす状態で作業を終えなければならないのです。

水頭圧もあり、バルブの軸からの漏水がとめどなかった。

バルブのハンドルを絶妙な位置にすると、漏水も軽減されたので

いったん 作業終了としました。

完敗です。

再度スケジュールを調整し、

「アイスマン」も別途手配。

採寸し、図面化、加工管制作。

リベンジの工事は、

アイスマン スタートから

撤去、配管・機器取付、水圧試験。

おかわりのアイスマン費用は、

サブコンさんのほうで持っていただけました。

事故・ケガではないものの

完全な失敗でした。

とても学ぶことが多い案件となりました。

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