事務所ビルの大規模リニューアルをきっかけに
携わるようになった物件です。
1988年(昭和63年)竣工
東西の2棟あり、水系消火設備が独立しているものと、
共有しているものがありました。
送水口周りの機器の交換工事です。
建物の設備を生かしながらの工事でしたので
今回は、「配管凍結工法」を用いて工事を行いました。
「凍結工法」とは、
液体空気(窒素)を使用して配管内の水を凍結させ、
最小限の水抜きで配管の分岐やバルブの交換工事、
増設工事なども行えるようにする工法です。
送水口の直近には、
「逆止弁」「制御弁」、圧抜き用の「排水バルブ」が登場します。
火災の際、送水口に消防ポンプ車からホースを接続し送水します。
竪管の水頭圧がかかるため
「逆止弁」で圧を受け止め、
送水口にホースを差し込むのですが、
圧が送水口まで来てしまっていると、差し込めないため、
「逆止弁」と「送水口」の間に、排水バルブを設けることで
圧が抜け接続可能となります。
ここで、消防隊員は、腰を落としてホース先を押しもむので
中腰になり力を籠める姿勢になることが想定されます。
ゆえに、送水口の高さは、
「50cm~1m」となるように規定されています。(試験に出ます)
今回の交換工事は、上記 機器の交換でした。
この仕事、
大変サブコンさんにご迷惑をおかけしてしまった工事です。
→ 大失敗
「現地調査の甘さ」の一言に尽きます。
本日は時間がないので、続きは
明日に持ち越します。