部下2名 テーブルにて10分の講習です。

「魚はあげない、釣り方を教える」

発注に伴い、近日施工予定となる箇所のポイントを伝授しました。

基本を教える。(明確な根拠の積み上げ)

その場しのぎの知識では、伸びしろがないのです。

インターネットによって資料はすぐに入手可能。

メーカーによって推奨するボルト長さがありますが、

JIS規格なので、ほぼ一緒です。

ポイントととなるのは、

基本的な考え方を元に応用が利くかという事。

バタフライバルブ・バタチャッキ等は、

ボルトの寸法が資料として表記されています。

応用というのは、

ポンプ室で使用する減圧弁などの接続部です。

単純にアイフランジを使用していはいないので

フランジの厚みが微妙なものがあるのです。

機器図等でフランジ部を確認し

ボルトの選定が必要になります。

また、パッキンの有無に関しても意識することが重要です。

たかが「3mm」の厚さですが、バイパスを組む場合は、

3ミリを考慮しないと加工管の再制作が発生します。

パッキンは、ベタ弁には不要。バタチャッキには必要など。

そして それはなぜか??

実際に機器の現物を見るとわかります。

パッキンは、3mm厚を基本とし、2mm、1mmもあります。

10k,20K兼用もあれば、そうでないものもあります。

衛生設備と違って、

消火設備は、全面パッキンはほとんど使用しません。

施工時の注意ポイントとしては、

ナットからボルトの先が3山以上出ることです。

出ている分には、機能を満たすのでOKです。

ボルトの素材の種類の選定。ワッシャーの有無に関しても考慮すべきです。

「絶縁」が必要か、そうでないか。

同じ商品でも、どこから買うか。

在庫しているボルトはどういったものか。

M16×65 は在庫していないが、

M16×70 なら在庫している。

在庫している利点は、納期が早いこと。返品が可能であること。

そこから、派生して

垂直方向にボルトナットを取り付ける際、

ナット(もしくは ボルトの頭)は、上 o r 下 どちらに組むべきか?

立った10分のレクチャーで身につくこと思いません。

あくまでも、きっかけをプレゼントしました。

魚を釣るのは、「己」です。

経験と知識が、時間短縮と年収UPにつながります。

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