「消火ポンプ室の図面、この情報を使って作図してください。」

 → 部下  できません。

 → 岩﨑 OK! 

この違いは何か?

そこで

今日 聞いてきてくれた部下に こんな話をしました。

「自転車をかいて見てせて」

車輪と、ハンドルとサドルと~、、、とかき始めました。

そういうことです。

でも、自転車を知らない人は、かけない。

まず、自転車がどんなものかを知る事から始まります。

その部下は、シルエットはかけました。

でも、

この自転車の絵を元にパーツを集めても、

走れません。

そのことを伝えると

下の駐輪場においてある自転車を見てきます。と去りました。

意識してよく見ること。

でもまだ、

動かすことのできる

自転車の絵は、かけません。

次に、

小さい子が乗る

「三輪車をかいて見てと言います。」

すると、

ハンドル、ペダル、シート、フレーム、タイヤ

→ OK かけました。

何が必要で、どのように機能していくのか。

それを覚える。

では、なぜ三輪車はかけて、自転車はかけないのか。

構造が、少し複雑になるからです。

動く自転車をかくためのステップアップとして、

「三輪車」→「ママチャリ」→「3速ギヤ自転車」→「ビーチクルーザー」

「ロードバイク」or「マウンテンバイク」

といった感じでしょうか?

本題

消火ポンプ室の図面をかけるようになるのは、

建築図全般を把握できるようになること。

次に

例えば、スプリンクラー消火設備であれば、

その機器、機能、動作フローを理解すること。

納入仕様書の機器の必要情報をくみ取れるようになること。

図面屋さんの図面は、

奇麗です。

図面として必要なことを満たしています。

では、私の図面は何か?

「生きた図面であること」

例えば、

ゲートバルブの配置も、配管をねじ込んで設置していくので

ねじ込むときのバルブのハンドルの軌跡も考慮します。

図面屋さんによるかもしれませんが、

納まっているように見えてみ、

それではねじ込めないので、

現場ではどのように対応しているかというと、

バルブを分解し、ねじ込み後 再度組み立て。

図面にないフランジなどの割を

現地では追加していると思います。

ピンクの円が、ねじ込むときに必要な離隔です。

この納まりでは、竪の配管にあたってしまって通常のねじ込みでは

取り付け不可能です。

1つ手前の継手の角度を逃がしておいて

順次ねじ込むことで納めることもできますが、

最初から、私の図面はあらかじめ離隔を設けます。

メンテナンス性や、施工性を重視します。

消火ポンプ室は、

建物と共に半永久的に残ります。

ポンプのオーバーホールや、

時には、取り換え。

配管も更新される時が来ます。

その時に、私が熟考した1つ1つの

「 粋 」な仕事を

未来の誰かが感じてくれるのも

楽しみとして図面に込めています。

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