現在 つり込み中の配管です。
使用圧力 1.6MPaを基準として
使用するパイプは、「SGP」と「Sch40」の2種類に分かれます。
一般的に「連結送水管」の配管が、Sch40を使用することが多いです。
これは、消防隊が送水口を利用し放水活動を行う
ポンプ車の送水圧力が1.6MPaを最大値としているからです。
ポンプ車の能力の1.5倍が配管の耐圧基準となるため
「連結送水管の耐圧試験は、2.4MPaとされています。
定尺4MのSGP 50A
定尺は、5.5mが一般的ですが、取り回しを考慮し
本件では4m定尺のパイプを選択しました。
片側にソケット継手がついています。
消火配管は、通常の圧も高く
ねじ込み強め、
外すこともあるからなのか
「バンド付き」の継手を使用します。
付属のソケットは、バンド付きに交換します。
次は、泡の加工管です。
各パイプの「部材番号」が印字されています。
これをパーツ図面に合わせてねじ込んでいきます。
工場加工の「製品」なので、
「品質」が安定しています。
定尺の配管を、
すべて切断からネジ切りして継手のねじ込みまでしていると
現代の工程には、乗っていけません。
ブロックごとに、まとめています。
テープなどで「色」を分けて搬入することで
エリアがいくつか混在しても、仕分けが早くできます。
今回の最大のポイント!!
☆ 配管と継手のネジ部分のシール材は、
「ヘルメ906」に統一としたことです。
泡配管で、「S-2,S-20」のヘルメを使ってしまうと、
泡水溶液と相性がわるく配管が腐食してしまいます。
泡消火以外のスプリンクラーや連結送水管へのS-20ヘルメの使用は
問題ありません。
大切なことは、
泡配管にS-20ヘルメを使用した継手が混入してしまうことです。
ルート変更等で、使えなくなった加工管は
継手付きの生材として使用します。
例えば、S-20でしめこまれたスプリンクラー配管を、
泡消火配管に使用してしまう可能性が出てしまいます。
泡消火配管が使用するフロアは、
加工管は、すべてヘルメ906の使用としました。
こういった対応は、
施工管理者の品質管理に該当します。