今日は、露出天井内の天井断熱施工業者さんとの打ち合わせでした。
配管施工を、断熱作業より
「先行できる」か「否か」
先行することのメリットと後追いのメリット
耐火被覆との先行配管のやり取りも同じですが、
吹付業者にとっては、何もない方が施工性が高い。
材料のロスが少ない。
圧倒的に、
他設備がやっていない状況のほうが良いです。
消火班にとっても、後追いであれば養生、養生撤去の手間が省けます。
ではなぜ、私は、「先行する」ことを希望するのでしょうか?
※ 先行する最大のメリットは、配管の伸びるスピードが段違いに速いです。
これは、現場の状況によりますが、吹付施工待ちの間、床に物がないタイミングが発生します。
物がない状況で、配管施工ができる。
養生と、養生撤去との手間をどうとるかにもよりますが、
吹付を待たずに伸ばしていけるというのは、
手詰まりの回避になります。
必要人員のフラット化につながります。
一気に15人×5日 であるなら
常時 3人×25日 である方が統率もしやすいです。
では、
吹付業者は
なぜ
消火の先行を許可するのでしょか?
※ 本音と建て前というものがあります。
建前としては、
1社先行で逃がすことで、内装工事としては工程の短縮が可能である。
本音
☆
手間数の増加等を
根拠に単価アップの交渉ができる。
消火配管は、梁スリーブ貫通でメイン管を通していきます。
つまり、最上位にあり、施工順番としては1番に施工すべきです。
ですが、現実的には、他設備も吹付完了を待っており、
一気に同じ作業エリアに侵入してきます。
「多勢に無勢」
そして、
消火配管は、全面に展開していきますが
他設備は、特定の場所に集中していくため進みが早いです。
また、消火配管は、ねじ込み接続していかないと進められないので
他設備がらみのエリアまで到達のに
時間がかかります。
他設備(消火配管より高さの低い機器等)が、先に施工されてしまうと
作業効率が低下します。
※ 私の配管図は、先行特化型配管としています。
つまり、先行することを前提に配管を作図しているため
先行できない場合、ロスが発生します。
例えば、耐火被覆が施工できるように
配管に割を入れておきます。
必要に応じて配管を外せるからです。
後追いになってしまうと、
こういった仕込みは、なんの価値もないです。
先行は、私の志であり、
「1番星」のようなアピールです。
という事で、
先行配管を、断熱業者さんに許可していただくために、
モックアップで、配管を何スパンか施工しました。
合意点、予定調和、交渉の落としどころ。
今回は、私の想定していた最上級のところで施工OK出ました。
“This is it.”