消火ポンプ 吸込み側の水槽内に設置する機器です。
逆止弁になっていて、ポンプ内の充水状態を保持しています。
新築工事の設置記録です。ナイロンコーティングを施した配管に、ステンレス製のフート弁を取り付けています。
多量な水を吸い込むので、本体周囲の必要空間・離隔が規定されています。
経年劣化等により、不具合が発生した場合、機器の交換ができるようにポンプ室内で引き抜き、交換できるように配管のフランジ割や、引き抜きスペースの確保が必要です。
水槽内は、多湿であり、上部空間と境界となる水面部が腐食することがあります。境界部の配管を現在は、ナイロンコーティング管とするのが主流です。
交換時は、大変重量が重く、配管は滑りやすいので作業手順や、危険予測が重要になってきます。
スムーズに、安全に作業をするためには、現地調査の重要性が大きいです。
水槽清掃時に、160tを超える水を抜くというので、
水槽内の既存のフート弁を確認しておきました。
配管内の汚れ、フランジ面の腐食。ボルトの固着。
作業は、1日で完了とする。系統は6系統
1988年に竣工したビルです。こちらのフート弁は、
過去に交換したのか、今回が竣工後 初めての交換となるのかはわかりませんが、
私が受け取った今回の工事が後世にバトンをつなげることになると考えました。
工事を行っていただいた配管職人さんに、尽力していただき無事に完了できたこと。感謝です。
当時の経験値の少なかった自分を、改めて今日 思い出しました。
古きを知り、新しきに挑む ♫