天井がスケルトン仕様の空間で、上部は黒塗装仕上げとなっています。
シアタールームも兼ねているため、全体的に「黒」を基調とした空間です。

天井面には空調ダクトなどの設備があるため、SPヘッドは立ち下げて設置しています。
しかし、この立ち下げによってスクリーンの視界に入り込んでしまいました。

スクリーンの高さはテナント工事側の指定であり、消火配管施工時には未確定でした。
また、天井内の他設備より下にヘッドを設けなければ、

有事の際に散水障害となります。

そのため、

工事着手時にはある程度の手直しを見越して進めることが重要です。
完成間近となり、

今回の是正対応に至りました。

最小限の修正で済むよう、他業者と調整を実施しました。
具体的には以下の対応です。
• 空調設備(ニューホープ)の高さ変更
• カメラの位置調整



カメラについては、SPヘッド付近に設置しようとアンカー墨出しがされていました。
しかし、その位置では空調フィルターの引き抜きができなくなります。



空調のメンテナンスを考慮できていない、

知識不足者によるアンカー位置の指示と言えます。
こういった点は、やはり経験が重要になります。

自分の工事を全うするためには、関連設備の知識も不可欠です。
例えば、
点検口上部には、基本的に配管しない
やむを得ない場合は、注意すべき点を考え、

点検口のある「目的」に対して、障害にならないように配管を施工する必要があります。
配慮が必要です。

今回は部分的な配管のやり直しのため、自社で塗装を行います。
本来、塗装は建築工事の範囲ですが、仕上げグレードによって対応は変わります。
今回は黒く仕上がっていればよいため、自社対応(DIY)としました。



なお、塗装は下地処理が非常に重要です。
消火配管は旋盤加工時の切削油が付着しているため、
• 脱脂処理
• 下地調整(サーフェイサー)

がポイントとなりますが、

今回はウエスでの拭き取り後、塗装仕上げとする予定です。



現場監督・施工管理者の業務は、
こうした調整、準備、材料手配まで多岐にわたります。

「これは自分の仕事ではない」と

線引きする人間もいますが、
それだけでは通用しなくなっていきます。

もちろん ハッキリと業務範囲を区別することは重要ですが、
「お客様に良い建物を引き渡す」という目的を第一に考えるべきです。

その姿勢は、最終的に自分たちに返ってきます。



今回、自社で塗装対応とした理由は以下の2点です。
1. 塗装難易度が高くなく、自社対応が可能
2. 塗装業者に依頼すると、養生や撤去の手間が発生し工程に影響するため

なお、追加項目として塗装費を計上することで、
職人の対応も円滑になると考えています。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA