31mの高さを超えると、建物のグレードは一気に上がります。

この高さは、スプリンクラー消火設備も設置義務が発生する境界線でもある。

もちろん高さだけではなく、

建物の用途等によって防災設備の設置基準が決められています。

私の仕事は、「水系消火設備」に、特化しています。

・屋内消火栓

・連結送水管

・スプリンクラー消火設備

「火」を消すのは、

結局は、

「水」です。

部分的に、ガス消火設備もありますが特定の空間です。

とはいっても、

スプリンクラーは、絶対的ではない。

スプリンクラー消火設備は、

「延焼拡大の抑制」が、主であると考えています。

例えば、50階のレストラン 

厨房から火災が発生したと仮定します。

火気を使用する厨房のフードには、「フード消火」が設置されています。

まず、フード消火による初期消火。

火災感知器で、火災を感知します。

厨房の防火シャッター、防火戸が閉まります。

炎や熱が天井面に達し、スプリンクラーヘッドが機能します。

1個当たりのスプリンクラーヘッドから

1分間に80リットル以上の水が放水されます。

SPヘッド 8個が熱感知しヘッドが開放されれば、

640リットル/分の水が放水され続けます。

消火水槽の水(スプリンクラー消火設備単体として20分間の有効水量を確保)が

放出されつづける中で、

消防隊が到着し、

送水口にポンプ車の送水ホースを接続。

水槽の保有水にかかわらず外部から送水し

放水し続けることができます。

火災発生空間を防火区画内に封じ込める。

排煙ファンが起動し、非常用避難階段で避難が行われる。

非常用エレベーターで、消防隊は火災フロアに駆け付け、

連結送水管を使用し、強力な放水活動を行える。

最小限に火災を止めるように、火災対応モードに切り替わります。

亡くなられた方たちの、ご冥福をお祈りします。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA