6年前でしょうか、

スプリンクラーヘッドを天井に固定する作業を行いました。
ドタバタしながらも、休日前に地墨(ぢずみ)を出して

干渉部分のLGSにテープを垂らしておきました。
夜間に天井LGS施工業者が工事を行うため、開口墨を出しておいたんです。

開口されていない!?その理由は

ところが休み明け。
確認してみると——
「開口されていない!?」
「……されていない。」

他設備の開口は、終わっていたので

すでに1回は内装屋さんが、開口補強済みのエリアでした。

今朝も追加で電気屋さんが点検口の開口墨を出し始めていたので、
そのまま待っていれば開口はされていたと思いますが、
「親」が絡まなかったため、こちらで開口して巻き出し作業を終えることになりました。

「親」って何?

「親」というのは、天井下地を流すときに天井から吊っている支持材のことです。
その下に「シングルバー」や「ダブルバー」が流れます。

この「親バー」が干渉してくる場合は、
専門業者(LGS屋さん)に施工してもらうのがベストです。

シングルバーの切り込みだけで済む場合は

今回のように、シングルバーの切り込みだけで解決できる場合は、
こちらで判断して対応することも可能です。

天井ボードを貼る際に不具合が出ないよう、
LGSの端部処理をしっかり処理しておくことがポイント。

「しっかり行う」というのは、
ボード側にLGSが反らないように天井内面へ曲げておくなどの処理です。

実際にやってみた!

DIYの金切りばさみで切り込みを入れて、
「こきこき」と曲げながら金属疲労で切断します。

安全面にも気を配って——
• 手を切らないように手袋を着用
• 直接触らないよう「プライヤー」を使用
• 上向き作業なのでヘルメットシールドで目を保護

実際に1か所やってみましたが、正直手間は手間ですね。
ただ、数か所の開口でそのエリアの仕事が片付くなら、
自分たちでやってしまうのもアリかもしれません。

開口補強のポイント

シングルバーをカットしただけだと、天井LGSが垂れてしまうため、
「ファイリング金物」+「シングルクリップ」で開口補強を行います。

職人さんから「岩崎、お前やってみろよ!」と言われる前に、


「ちょっとやらせてください!」

とお願いして、
施工のポイントをしっかりレクチャーしてもらいました。

自分でやることの目的は「良い図面を書くこと!」

現場で実際にやってみると、
図面を検討するだけでは分からない“リアルな感覚”を習得できます。

今回の目的はまさに、
「良い図面を書くための現場体験」

やっぱり、

現場に立つことが一番の学びですね!

こんな専用アイテムもあります。

🛠️ まとめ
• LGS開口は“親バー”の干渉有無で判断
• 切り込み作業時は安全第一
• 開口補強には

 「ファイリング金物」+「シングルクリップ」or「ダブルクリップ」


• 実際にやってみることで図面精度アップ!

✍️ 本日の一言
「現場は想像できうることよりもリアル。やってみて初めてわかることばかり!」


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