この業界は、「連想ゲーム」の能力も必要です。
ある「事象」が起こると、
巡り巡って、自分の仕事に影響が出てくる。
経験が、その連想を自然と思い浮かべさせてくれます。
何手先までを 見越せるか。
それによって、対応するまでの(余裕)時間が確保できます。
鉄骨スリーブの穴ふさぎ。
見下げの床スラブから、見上げのスラブまでの壁というのは、
最上級グレードの壁です。
「防火区画」であったり、「遮音・防音壁」などがあります。
梁下で壁を受ける場合、
鉄骨のスリーブの穴埋めが発生します。
今回のように、スリーブが大きいと
穴を塞ぐといっても、結構大変です。
1、6mm厚の鉄板、「挟み込み」
中間を、「ロックウール」で詰めます。
もし、地震などでこの鉄板が落ちてきたら、、、、、、
しっかり固定するには、
ボルトとナットで縫い合わせが最適です。
施工図から、スリーブと配管の位置関係を読み取り作図します。
配管は、SGP 65A 外径は、76.3φ
配管周りの開口は、90φとします。
スリーブと鉄板のかぶりは、50mm

今回は、
「防火区画」ではないので鉄板どおしは、突きつけます。
防火区画であれば、裏当てを入れます。
これを配管レベル4mの高さに持ち上げ取り付けします。
660φの1.6mm鉄板
4.3Kg

安全に取り付けできるように
策を考えます。
「職人さんが手を離せる状況を作るにはどうしたらよいか???」
配管に挟み込んで仮留めできるようにする。

現場は、
足元の状況、
他設備の配管や、ダクト
梁の形状や配線などで
理想的な作業体勢が取れないことがあります。

私の強みは、
この鉄板の図面を描くために現地を実際に確認してきています。

☆
「絵に描いた餅」
どんなにうまく描かれていても、
実際の餅のように食べられないことから、
実現することが伴わない空想や計画、
または何の役にも立たないものを指すことわざです。
ならば、
絵であっても、「餅」を
描ける最上級の「餅」に仕上げてみましょう。