「岩崎さん、仕事は何してるんですか?」
そんなふうに聞かれることがあります。
「仕事か〜、“サラリーマン”?」
…絶対に嫌ですね、
そんな表現。
最近はこう答えるようにしています。
「防災設備の技術者をしています。」
図面を書いたり、
打ち合わせをしたり、
工事の指揮をしたり。
「図面を書くなんて、すごく難しそうですね」
そんなふうに言われますが、
実はそうでもないんです。
たとえば、この景色――40階からの眺望。

いきなりここに立つことは想像もできません。
でも、まずは建物の2階まで階段を上る。
次は3階へ。
少しずつ景色は変わり、気づけば高い場所に立っている。
階段の一段一段は、
人が自然に足を上げて登れる高さです。
時に急な傾斜もありますが、
登り続けることでスキルや知識は自然と身についていく。
私の目指すところは、まだまだ上。
これからも一段一段、踏みしめながら進んでいきます。
――頑張っているかは周りが決めること。
でも、楽しんでいるかどうかは自分が決められる。


