消火ポンプ室の施工をするときに、
ポンプを基礎に、どう乗せるか。
・直置

・防振マット(ベース赤の下の黒い物)

・防振架台

選択肢がわかれます。
もともと機械室なので、「音」がでることは
建物の設計時点で想定されています。
こちらの写真の物件もそうですが、
建物の中間階にある場合は
「防振架台」を取り入れることが多いです。
「音」であり、「振動」を抑えることが目的。
消火ポンプは、
ベース(溝型鋼材)に、ポンプと電動機が乗っております。
ほかに、
圧力タンク、呼水槽、盤、流量試験管などが必要に応じて乗っています。
呼水槽は、水槽の状況によって有無変わります。
↑ どういった状況でしょうか?? 部下は、答えわかるかな?
☆
床コンクリートスラブから配筋を立上げ基礎を形成します。
消火ポンプ直置の場合、どことどこを「縁」を切るの???
って、
今も不思議に思っています。
基礎のたいして、強固に機器を固定する。
そうすると、それら
床と、基礎と機器って1体なのではないか????と考えます。
「信号の青って、あれ緑色してますよね?」By ローランド
常識のように扱っているが、やっぱり違和感を感じるシリーズです。
ポンプ周りの配管の支持、固定を取るときに
「縁」をどこで切っているか?という事が重要になってきます。
私は、1体だと思てるのですが、
フレキであったり、ゴムを介して固定したりと、
施工チェックする人から「ケチ」が付けられないように施工指示します。
一般的には、
床スラブ / 基礎・機器
といった考えで、施工図を書くことにしています。
これが、
今回のように、「防振架台」を設置することで、
床スラブ・基礎 / 消火ポンプ
と切り替わるのです。
確実に、「縁切り」のための防振架台を挟むので
シックリ考えを受け入れられますね。
☆
ハーレーダビッドソンのバイクも
「ラバーマウント」という機構を取り入れました。
大型Vツインエンジンでは、
エンジンの振動が強く出てしまいます。
エンジンだけ揺らすという考え方 さすがですね。
空調機もしかり、振動するものと振動しないもの。
しっかり縁をきって施工することで、
マイナス要因を抑えることができます。
境界線の把握 大事です。