「岩崎さん、違う物件だけど聞いてもいい?」
「もちろんです。」
「スプリンクラーヘッドの方取り5個??ってなに??」
すぐにイメージが、浮かびました。
「事務審査・検査基準」書です。

オフィス用のスプリンクラー消火設備の設計図を描いていると、
前提ルールとして、これが発生してきます。
メイン管から立下げて、トンボ。

まさにこの状態になります。
オフィスフロアの図面は、
基準階といわれる「オーソドックス」な
配管ルートと、SPヘッド配置を行います。
このルールがなければ、かなり施工性はUPしますね。
では なぜこのルールが設定されたのでしょうか?
「銭湯の洗い場・シャワー」を思い浮かべてみてください。
同時に皆 使用すると、
端部のところは、明らかに水圧・水量が低くなりますね。
ここで1つ、SPヘッドの規定があります。
SPヘッド1個当たり80L/min以上の放水が必要です。
もともと、配管サイズによって取り付けできるSPヘッド数は
決められたいます。
50A 10個
40A 5個
32A 3個
25A 2個
放水量の偏り対策として「方取り5個」に設定したのかもしれません。
私は、そう認識しています。
実際に施工図を検討していく中で、
奥行のある、長い廊下などはヘッドが
6個必要になる場合があります。

どうするか悩みます。
水量の偏りを無くすということを念頭に置き、
分岐をあえて増やします。
スプリンクラーの配管も、
倉庫など空調等との取り合いが少ない空間は、
今回の第4-15図のような配管は可能ですが、
オフィスフロアでは、
空調配管・ダクト・電気ラックなど大変いり組んでいるため
分岐がたくさん必要であり
かたどり5個という設定がどこまでなのか?
ということを気になることがあります。
また、
「多孔継手」の使用なども考えると、、、、
直線敵意連続で「5個」というところは
施工時においては、要注意ですね。
資料を一緒に添付し、
設計者様には、お伝えいたしました。
私は、「水系書受け設備」に、「超特化」しています。
設計者様は、広く。
私のような専門業者の担当者は、
「狭く深く」であるべきかなと思いました。
自分の守備位置をしっかり守る。
これも経験の1つです。
お問い合わせいただいたことで改めて、
知識がくっきりパッケージ化させていただいた感じです。



