こんにちは。施工管理者 岩崎です。
本日は「天井LGS開口墨出し」の作業を行いました。
改修工事のため、
現場は「日中作業」と「夜間作業」を組み合わせて工事を進めています。
今日は土曜日。
週末も通常どおりの作業日です。
現場全体では火曜日を全休としていますが、
平日と週末をずらして施工を行うことで、
建物の利用時間に配慮した工程管理をしています。
オフィスビルや商業施設、飲食店などの改修工事では、
騒音・臭気・防災設備の停止・停電作業などの制約があるため、
稼働時間を避けて作業を行うことがよくあります。
そのため、
平日を振替休日にして週末に工事を行うスタイルが定着しています。

天井LGS工事は順調に進んでいました。
LGSが大まかに組み終わると、
次は「電気・空調・消火」などの各設備器具を天井に取り付ける準備に入ります。
ただし、
このときLGSと設備が干渉する箇所が発生するため、
干渉部分の切断・撤去が必要になります。
そのため、今日はLGSの開口墨出しを出しました。
内装業者さんはこの開口墨をもとに補強を入れていき、
後施工アンカーが必要な箇所ではアンカー墨も出します。
この流れに乗り遅れてしまい、
消火設備の墨だしが後回しになると
内装業者にとっては、開口補強の「二度手間」になるので、
各業者間のタイミングが重要です。

開口が終わって、天井ボードを貼る前にSPヘッドの固定を行いますが、
スプリンクラーヘッド(SPヘッド)の巻き出し時には、
床墨からレーザーを上げて位置を決定する必要があるため、
天台足場がなくなることを願って 待機します。
内装業者にとっても、天台足場は別エリアで再利用することになるため、移動されると思いますが、
もし週明けの時点で天台足場が残っているようであれば、
内装担当者・設備担当者へ連絡・調整を行います。

照明器具などはボードを貼り終わった後に開口・取付できるため、
多少の位置調整が可能です。
この違いを理解することが、仕上がり品質を左右します。
上の写真は、思いっきり親バーの吊り元と干渉しているため
開口は必須であり、専門業者での施工が必要です。
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💡 今日のまとめ
• 天井LGS開口墨出しを実施
• 夜間に開口補強を想定し、開口墨だし対応
• スプリンクラーヘッド位置はLGSとボード施工の合間であること
• 手間を惜しまず、セオリー通りに進めるのが品質向上の近道
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✏️ 一言メモ
「良いものを作りたければ、手間を惜しんではいけない。」
基本に忠実な施工こそが、長く安心して使える良い建物をつくります。


